分布 |
国内: |
北海道、本州、四国、九州。平地~低山地に汎く分布する。島嶼では佐渡、対馬、五島列島、屋久島で記録されている。 |
県内: |
市街地を除き、汎く全域に棲息する。 |
国外: |
朝鮮半島、中国大陸、ロシア沿海州に分布する。 |
変異 |
形態: |
屋久島産は別亜種(ssp. saitorum Ishikawa, 2003)とされる。稀にマダラ型と呼ばれる斑紋変異型が出現する。 |
季節: |
- |
性差: |
異型。♂は腹端が赤みを帯びる。♀は♂よりはるかに大きい。 |
生態 |
環境: |
地上性。草原、各種樹林の林縁など日当たりのよい環境を好む。 |
発生: |
年1回。6月~11月に見られる。 |
越冬: |
卵。 |
行動: |
昼行性。活動は比較的活発。よく飛翔するが長い距離を飛ぶことはなく、すぐに付近の地上などにとまる。♂はよく発音する。 |
食 性 |
食植性/葉。イネ科やカヤツリグサ科の草本が主。 |
類似種: |
♀はヒロバネヒナバッタに酷似する。また、ヒゲナガヒナバッタに似るが、県内には分布しない。 |
保 護: |
指定されていない。 |
その他: |
普通種で個体数も多い。 |
天敵 |
捕獲: |
カマキリ類、スズメバチ類のほか、大型の造網性クモ類など。 |
寄生: |
アナバチ科のキアシハナダカバチモドキ(Stizus pulcherrimus (F.Smith1856))、ジガバチ科のヌカダカバチ(Tachysphex nigricolor nigricolor (Dalla Torre))が知られる。 |