ヤマトマダラバッタ

大和斑飛蝗 (バッタ科)


地表で静止する個体
2006/7/8 富津市笹毛(新舞子海岸)
ヤマトマダラバッタ (バッタ科 トノサマバッタ亜科)
Epacromius japonicus  (Shiraki, 1910)
分布 国内: 本州、四国、九州。砂浜海岸に特産。島嶼での記録はない。
県内: 主に県南部の砂浜海岸に生息するが局地的。
国外: 日本特産種。
変異 形態: 地理的変異は知られていない。個体変異も軽微。
季節:
性差: 同型。一般に♀は♂より大型。
生態 環境: 地上性。周囲にイネ科、カヤツリグサ科草本の繁茂する砂浜海岸。大河川の河川敷などにも生息する。
発生: 年1回。6月下旬~8月に見られる。
越冬:
行動: 昼行性。飛翔は敏速で活動は活発。♂はよく発音する。
食 性 食植性/イネ科・カヤツリグサ科雑草類を中心に多くの草本につく。
類似種: マダラバッタに似る。
保 護: 千葉県:、神奈川県:Ex
その他: 環境改変に弱く、各地で個体数が激減している。ヤマトバッタとも呼ばれる。
天敵 捕獲: カマキリ類、スズメバチ類、アシナガバチ類、サシガメ類のほか、大型の徘徊性クモ類、造網性クモ類など。
寄生: アナバチ科のキアシハナダカバチモドキ(Stizus pulcherrimus  (F.Smith1856))、ジガバチ科のヌカダカバチ(Tachysphex nigricolor nigricolor  (Dalla Torre))が知られる。


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