コガタガムシ

小型牙虫 (ガムシ科)


燈火に飛来した個体
千葉市緑区
コガタガムシ 日本亜種 (ガムシ科 ガムシ亜科)
Hydrophilus bilineatus cashimirensis  Redtenbacher, 1892
分布 国内: 本州、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では沖縄諸島で記録されている。
県内: 市街地を除く、県北部に汎く分布する。
国外: 台湾、中国大陸、インドシナ~インド、カシミール、セイロン、マレーなど東洋熱帯に汎く分布する。
変異 形態: 地理的変異、個体変異共に知られていない。
季節:
性差: ほぼ同型。外見での区別は困難。
生態 環境: 止水性。池沼、湿地、水田で、沈水植物や抽水植物の多い水質の良好な環境を好む。
発生: 年1回。ほぼ通年見られる。
越冬: 成虫
行動: 主に夜行性。燈火に飛来することも多い。活動は比較的活発だが、遊泳は得意ではなく、脚をばたつかせて不器用に泳ぐ。呼吸はゲンゴロウ類と同様のアクアラング式だが、空気は腹部に溜め込み、頭部を水面に出してガス交換を行う。
食性 幼虫: 捕食性/生体。ボウフラ類やハナアブ幼虫などの小型の水生昆虫。
成虫: 食植性/。多くの水生植物の葉や藻類を食べる。
類似種:
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種で個体数も多いが、近年若干の減少傾向にある。
天敵 捕獲:
寄生:


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