チャイロチョッキリ

茶色短裁象虫 (オトシブミ科)


飛んできたばかりの個体
2004/6/27 千葉市緑区
チャイロチョッキリ (オトシブミ科 チョッキリゾウムシ亜科 チョッキリ族 ホソチョッキリ亜族)
Aderorhinus crioceroides  (Roelofs, 1874)
分布 国内: 北海道、本州、四国、九州。低山地~山地に分布する。島嶼での記録はない。
県内: 市街地を除き、汎く全域に棲息する。
国外: インドシナ(ミャンマー)に分布する。
変異 形態: 地理的変異・個体変異共に知られていない。
季節:
性差: ほぼ同型。♂の頭部は♀より細く、複眼は♀より突出する。
生態 環境: 樹上性。各種樹林とその林縁、公園、社寺境内など。幼虫は潜葉性と考えられるが詳細不明。
発生: 年2回。越冬成虫が4月~5月上旬、新成虫が6月~9月に見られる。
越冬: 成虫と考えられるが詳細不明。
行動: 昼行性。活動は比較的活発で、飛翔はやや敏速。野外での幼生期の記録はない。飼育下では、♀は食樹の葉表から半月状に穿孔し、その弦の部分から横穴を掘ってその中に産卵するという。
食性 幼虫: 食植性と考えられるが詳細不明。
成虫: 食植性/ブナ科クリ
類似種:
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種だが、個体数はそれほど多くない。しばしばゴマダラオトシブミやオトシブミと混生しており、産卵にはそれらの揺籃を利用している可能性が指摘されている。
天敵 捕獲: ムシヒキアブ類のほか、徘徊性クモ類、造網性クモ類など。
寄生:


メイン