ヒゲナガオトシブミ

鬚長落文 (オトシブミ科)


フサザクラの葉上で静止する♂ フサザクラの葉上で静止する♀
2007/6/17 君津市郷台畑(東大千葉演習林) 2007/6/17 君津市郷台畑(東大千葉演習林)
ヒゲナガオトシブミ (オトシブミ科 オトシブミ亜科 クビナガオトシブミ族)
Paratrachelophorus longicornis  (Roelofs, 1874)
分布 国内: 北海道、本州、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼での記録はない。
県内: 市街地を除く北総台地~房総丘陵地域に棲息する。
国外: 詳細不明。
変異 形態: 地理的変異・個体変異共に知られていない。
季節: 知られていない。
性差: 異型。♂頭部は非常に長く、体長の3割強に及ぶ。
生態 環境: 樹上性。やや湿度の高い各種樹林とその林縁など。幼虫も樹上性(揺籃)。
発生: 年2回。5月~6月、8月に見られる。
越冬: 成虫
行動: 昼行性。活動はあまり活発でなく、飛翔は緩やか。母虫は食樹の葉を巻きこんで揺籃を作り、内部に産卵するが、揺籃は葉の両側から切り込みを入れたタイプで、通常は切り落とさない。ただ樹種によっては非常に大きな揺籃となるため、複数の卵を産みつける可能性もある。
食 性 食植性/クスノキ科クロモジアブラチャンフサザクラ科フサザクラなど。成虫は、幼虫は母虫が用意した揺籃を食べる。
類似種:
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種だが、個体数はそれほど多くない。
天敵 捕獲: 徘徊性クモ類、造網性クモ類など。
寄生:


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