分布 |
国内: |
北海道、本州、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼での記録はない。 |
県内: |
一部の市街地を除き、汎く全域に棲息する。 |
国外: |
現在のところ日本特産種。 |
変異 |
形態: |
地理的変異・個体変異共に知られていない。 |
季節: |
知られていない。 |
性差: |
異型。脛節端の鉤状突起は♂が1本、♀は2本。♂の後頭部は♀と比較して非常に長く、容易に区別できるが、小型の個体では♀とほとんど変わらないものもいるという。 |
生態 |
環境: |
樹上性。各種樹林とその林縁、公園、社寺境内など。幼虫は地上性(揺籃)。 |
発生: |
年2回。越冬成虫が4月下旬~6月、新成虫は7月下旬に出る。また新成虫は8月下旬~9月に産卵しており、晩秋に第2化が羽化し、そのまま揺籃内で越冬するものと考えられる。 |
越冬: |
成虫。 |
行動: |
昼行性。活動はあまり活発でないが、よく飛翔する。交尾後の♀は食樹の葉を横J字状に切り、これを巻いて産卵するが、♂はその傍らで警護している場合が多い。幼虫は揺籃を食べて成長し、その中で蛹化する。 |
食 性 |
食植性/葉。エゴノキ科のエゴノキが主。ほかにはフサザクラ科のフサザクラが知られる。幼虫は揺籃を食べる。 |
類似種: |
- |
保 護: |
指定されていない。 |
その他: |
普通種で、個体数は比較的多い。 |
天敵 |
捕獲: |
ムシヒキアブ類、徘徊性クモ類、造網性クモ類など。 |
寄生: |
- |