分布 |
国内: |
北海道、本州、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼での記録はない。 |
県内: |
一部の市街地を除く、台地~丘陵地域に汎く棲息する。 |
国外: |
朝鮮半島,中国大陸(華中・華南)~インドシナ、フィリピン,インドネシアに汎く分布する。 |
変異 |
形態: |
地理的変異は知られていない。色調や斑紋に若干の個体変異がある。 |
季節: |
- |
性差: |
ほぼ同型。一般に♀は♂より大型。 |
生態 |
環境: |
樹上性。各種樹林とその林縁。幼虫・蛹は潜材性。 |
発生: |
年1回。5月~9月に見られる。。 |
越冬: |
幼虫・成虫。 |
行動: |
夜行性。燈火に飛来することも多い。活動はあまり活発でなく,手で触ると脚を縮めて落下し,擬死する。夏季に羽化して活動を始めた成虫は,そのまま越冬し,翌春に交尾産卵する。幼虫は材内に穿孔するが,比較的低い位置にとどまっているという。 |
食性 |
幼虫: |
食植性/材。マツ科マツ属各種を中心に,ブナ科,ニレ科なども食べる。衰弱木や新鮮な朽木を好む。 |
成虫: |
食植性/樹液。ブナ科のクヌギ,コナラ,クリのほか,ヤナギ類などにも集まる。 |
類似種: |
- |
保 護: |
神奈川県:En。 |
その他: |
普通種だが個体数はそれほど多くない。我が国在来のゾウムシ類では最大種。 |
天敵 |
捕獲: |
成虫はムシヒキアブ類、ジョウカイボン類などの捕食性昆虫、徘徊性クモ類など。 |
寄生: |
- |