イチゴハナゾウムシ

苺花象虫 (ゾウムシ科)


イチゴハナゾウムシ (ゾウムシ科 ハナゾウムシ亜科)
Anthonomus bisignifer  Schenkling, 1934
分布 国内: 北海道、本州、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では対馬で記録されている。
県内: 一部の市街地を除き、汎く全域に棲息する。
国外: 朝鮮半島、樺太、千島に分布する。
変異 形態: 地理的変異は知られていないが、色調や斑紋に比較的顕著な個体変異がある。
季節:
性差: ほぼ同型。外見での区別は困難。
生態 環境: 樹上性。広葉樹を中心とする各種樹林とその林縁、果樹園、湿地、畑地、人家の庭など。幼虫は潜葉性
発生: 年1回。越冬成虫が4月~5月、新成虫は6月~7月に見られる。
越冬: 成虫
行動: 昼行性。活動はあまり活発でないが、危険を感じるとすばやく葉裏などに隠れる習性がある。
食 性 食植性/花蕾新芽(幼虫)・新芽(成虫)。バラ科バラ類サクラ類キイチゴ類栽培種にもつく。
類似種:
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種。イチゴやバラ科果樹の重要害虫とされる。かつては防除に手を焼く程発生していたが、近年はそれほどでもなくなっているという。
天敵 捕獲: ムシヒキアブ類などのほか、徘徊性クモ類、造網性クモ類など。
寄生:


ユアサハナゾウムシ

湯浅花象虫 (ゾウムシ科)


林縁で静止する個体
2005/6/6 千葉市緑区
ユアサハナゾウムシ (ゾウムシ科 ハナゾウムシ亜科)
Anthonomus yuasai  Kôno, 1939
分布 国内: 本州、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼での記録はない。
県内: 一部の市街地を除き、汎く全域に棲息する。
国外: 詳細不明。
変異 形態: 地理的変異・個体変異共に知られていない。
季節:
性差: ほぼ同型。外見での区別は困難。
生態 環境: 樹上性。各種樹林とその林縁、公園、社寺境内など。
発生: 年1回。5月~7月に見られる。
越冬: 詳細不明。
行動: 昼行性。活動はあまり活発でない。
食 性幼虫: 食植性と考えられるが詳細不明。
類似種: イチゴハナゾウムシに似るが、前翅の斑紋が若干異なる。
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種で個体数も多い。
天敵 捕獲: ムシヒキアブ類などのほか、徘徊性クモ類、造網性クモ類など。
寄生:


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