カシアシナガゾウムシ

樫脚長象虫 (ゾウムシ科)


マテバシイの若葉にしがみつく個体
2005/4/24 館山市大神宮(県立館山野鳥の森)
カシアシナガゾウムシ (ゾウムシ科 アシナガゾウムシ亜科)
Mecysolobus piceus  (Roelofs, 1875)
分布 国内: 本州、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では佐渡で記録されている。
県内: 市街地を除き、汎く全域に棲息する。
国外: 中国大陸に分布する。
変異 形態: 地理的変異は知られていないが、色調に軽微な個体変異がある。
季節:
性差: ほぼ同型。外見での区別は困難。
生態 環境: 樹上性。広葉樹を中心とする各種樹林とその林縁、公園、社寺境内など。幼虫は虫こぶ性
発生: 年1回。5月~8月に見られる。
越冬: 幼虫?
行動: 昼行性。活動は不活発で、ほとんど飛ぶことはない。歩行も緩慢。たいていの場合食樹の葉にしがみついてじっとしている。
食 性 食植性/新梢(虫こぶ:幼虫)・(成虫)。ブナ科コナラクヌギミズナラなどのナラ類、アラカシシラカシアカガシなどのカシ類、スダジイマテバシイなどのシイ類。
類似種:
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種で個体数も多い。
天敵 捕獲: ムシヒキアブ類などのほか、徘徊性クモ類、造網性クモ類など。
寄生:


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