ハスジカツオゾウムシ

斜条鰹象虫 (ゾウムシ科)


草むらで静止する個体 交尾
2005/6/26 千葉市緑区 2004/6/27 千葉市緑区
ハスジカツオゾウムシ (ゾウムシ科 カツオゾウムシ亜科 カツオゾウムシ族)
Lixus acutipennis  (Roelofs, 1873)
分布 国内: 本州、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では佐渡、伊豆諸島(新島・神津・三宅)、対馬で記録されている。
県内: 市街地を含め、汎く全域に棲息する。
国外: 中国大陸に分布する。
変異 形態: 地理的変異は知られていないが、色調に比較的顕著な個体変異がある。
季節:
性差: ほぼ同型。外見での区別は困難。
生態 環境: 草上性。草原、各種樹林の林縁、路傍、畑地、水田周辺、公園など。幼虫は潜茎性
発生: 年1回。5月~9月に見られるが、特に5月~6月に多い。
越冬: 幼虫?
行動: 昼行性。活動はあまり活発でないが、危険を感じるとすばやく葉裏などに隠れる習性がある。また、触れようとすると脚を引っ込めて擬死し、地上に落下する。
食 性 食植性/キク科ヨモギ類アザミ類センダングサ類など。幼虫は茎の内部に潜り、髄を食べる。成虫はこのほかタデ科ギシギシ類イタドリ類タデ類などにも集まる。
類似種: ハスジゾウムシに似るが、本種は翅端が尖る。
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種で、個体数も多い。
天敵 捕獲: ムシヒキアブ類などのほか、徘徊性クモ類、造網性クモ類など。
寄生:


アイノカツオゾウムシ

あいの鰹象虫 (ゾウムシ科)


林縁で静止する個体
2004/6/19 匝瑳郡光町
アイノカツオゾウムシ (ゾウムシ科 カツオゾウムシ亜科 カツオゾウムシ族)
Lixus maculatus  Roelofs, 1873
分布 国内: 北海道、本州、四国。低山地~山地に汎く分布する。島嶼では伊豆諸島(大島・新島・神津)、対馬、男女群島(女島)で記録されている。
県内: 市街地を除き、汎く全域に棲息する。
国外: 朝鮮半島、中国大陸に分布する。
変異 形態: 地理的変異・個体変異共に知られていない。
季節:
性差: ほぼ同型。外見での区別は困難。
生態 環境: 樹上性。各種樹林とその林縁、公園、社寺境内など。幼虫は潜茎性
発生: 年1回。5月~9月に見られるが、特に5月~6月に多い。
越冬: 幼虫?
行動: 昼行性。活動はあまり活発でないが、危険を感じるとすばやく葉裏などに隠れる習性がある。
食 性 食植性/(幼虫)・(成虫)。キク科ヨモギ類アザミ類センダングサ類など。幼虫は茎の内部に潜り、髄を食べる。
類似種:
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種だが、個体数はそれほど多くない。
天敵 捕獲: ムシヒキアブ類などのほか、徘徊性クモ類、造網性クモ類など。
寄生:


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