分布 |
国内: |
北海道、本州、九州。平地~山地まで汎く分布するが北日本に多い。島嶼での記録はない。 |
県内: |
市街地を除き、汎く全域に棲息する。 |
国外: |
現在のところ日本特産種。 |
変異 |
形態: |
地理的変異、個体変異共に知られていない。 |
季節: |
- |
性差: |
ほぼ同型。外見での区別は困難。 |
生態 |
環境: |
樹上性。広葉樹を中心とする各種樹林とその林縁、公園、社寺境内など。幼虫は潜根性。 |
発生: |
年1回。越冬成虫が5月~7月、新成虫は10月頃に見られる。 |
越冬: |
成虫。 |
行動: |
主に夜行性。活動はあまり活発でないが、危険を感じるとすばやく葉裏などに隠れる習性がある。また、触れようとすると脚を引っ込めて擬死し、地上に落下する。 |
食 性 |
食植性/根(幼虫)・葉(成虫)。広食性。ブナ科のコナラ、クヌギ、ミズナラ、ヤナギ科のヤナギ類、ニレ科のケヤキやエノキ、バラ科のサクラ類などの広葉樹のほか、タデ科のイタドリにもつく。幼虫は汎く各種の植物につく。 |
類似種: |
- |
保 護: |
東京都:C(区部)。 |
その他: |
普通種だが、個体数はそれほど多くない。比較的大型の美麗種で、体表面には黄緑色の鱗片を密生するが脱落しやすく、長い間手で持っているとこれが取れて黒くなり、見るも無残な状態になってしまう。 |
天敵 |
捕獲: |
ムシヒキアブ類などのほか、徘徊性クモ類、造網性クモ類など。 |
寄生: |
- |