オオアオゾウムシ

大青象虫 (ゾウムシ科)


エノキの幼木上を歩く個体
2006/5/26 千葉市緑区
オオアオゾウムシ (ゾウムシ科 クチブトゾウムシ亜科 メカクシクチブトゾウムシ族)
Chlorophanus grandis  Roelofs, 1873
分布 国内: 北海道、本州、九州。平地~山地まで汎く分布するが北日本に多い。島嶼での記録はない。
県内: 市街地を除き、汎く全域に棲息する。
国外: 現在のところ日本特産種。
変異 形態: 地理的変異、個体変異共に知られていない。
季節:
性差: ほぼ同型。外見での区別は困難。
生態 環境: 樹上性。広葉樹を中心とする各種樹林とその林縁、公園、社寺境内など。幼虫は潜根性
発生: 年1回。越冬成虫が5月~7月、新成虫は10月頃に見られる。
越冬: 成虫
行動: 主に夜行性。活動はあまり活発でないが、危険を感じるとすばやく葉裏などに隠れる習性がある。また、触れようとすると脚を引っ込めて擬死し、地上に落下する。
食 性 食植性/(幼虫)・(成虫)。広食性ブナ科コナラクヌギミズナラヤナギ科ヤナギ類ニレ科ケヤキエノキバラ科サクラ類などの広葉樹のほか、タデ科イタドリにもつく。幼虫は汎く各種の植物につく。
類似種:
保 護: 東京都:(区部)。
その他: 普通種だが、個体数はそれほど多くない。比較的大型の美麗種で、体表面には黄緑色の鱗片を密生するが脱落しやすく、長い間手で持っているとこれが取れて黒くなり、見るも無残な状態になってしまう。
天敵 捕獲: ムシヒキアブ類などのほか、徘徊性クモ類、造網性クモ類など。
寄生:


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