分布 |
国内: |
本州、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では対馬で記録されている。 |
県内: |
一部の市街地を除き、汎く全域に棲息する。 |
国外: |
朝鮮半島、中国大陸に分布する。 |
変異 |
形態: |
地理的変異は知られていないが、色調や斑紋に若干の個体変異がある。 |
季節: |
- |
性差: |
異型。前翅後部の瘤状突起は♀がやや丸く、♂ではとがる。また瘤状突起から前翅末端にかけては♂ではやや緩やかに突出するが、♀は急角度でほとんど突出しない。 |
生態 |
環境: |
草上性。草原、路傍、広葉樹を中心とする各種樹林とその林縁、公園など。幼虫は地中性。 |
発生: |
年1回。5月~9月に見られる。 |
越冬: |
成虫? |
行動: |
昼行性。活動は不活発で、歩行は鈍い。後翅が退化しているため、飛翔することはない。危険を感じると各脚をたたんで地上に落下し、擬死する習性がある。 |
食性 |
幼虫: |
食植性/根。広食性。多くの植物の髭根を食べる。 |
成虫: |
食植性/葉。マメ科のクズ、フジ類、ハギ類、ニセアカシア、ハリエンジュなど。 |
類似種: |
ヒメシロコブゾウムシに似るが、色調と斑紋がやや異なり、本種のほうが一般に大型。 |
保 護: |
指定されていない。 |
その他: |
普通種で、個体数も多い。 |
天敵 |
捕獲: |
大型のムシヒキアブ類のほか、徘徊性クモ類、造網性クモ類など。 |
寄生: |
- |