フタホシテントウ

双星天道虫 (テントウムシ科)


マテバシイの葉裏で静止する個体
2003/7/15 木更津市菅生
フタホシテントウ (テントウムシ科 ヒメテントウ亜科 ツヤヒメテントウ族)
Hyperaspis japonica  (Crotch, 1874)
分布 国内: 北海道、本州、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では対馬、五島列島で記録されている。
県内: 一部の市街地を除き、汎く全域に棲息する。
国外: シベリアに分布する。
変異 形態: 地理的変異は知られていない。個体変異も軽微。
季節:
性差: ほぼ同型。♀は♂よりやや大型だが、斑紋などには差がなく、個体差も大きいので、腹端を精査する必要がある。
生態 環境: 草上性樹上性。広葉樹を中心とする各種樹林とその林縁、公園、社寺境内、果樹園など。特にヤマグワやコナラ、サクラ類などに多い。
発生: 年1回。越冬成虫は3月下旬頃に活動を開始し、新成虫は6月頃に姿を見せる。
越冬: 成虫
行動: 昼行性。活動は比較的活発。
食 性 捕食性/生体コナカイガラムシ科コナカイガラムシ類各種。
類似種:
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種。個体数も多い。果樹につくコナカイガラムシ類の天敵として有名。
天敵 捕獲: 成虫はムシヒキアブ類、クチブトカメムシ類のほか、造網性クモ類など。体液に苦い物質を含むため、鳥類は食べてもすぐに吐き出すことが多く、カマキリ類も好んでは捕食しない。
寄生:


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