分布 |
国内: |
北海道、本州、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では対馬、五島列島で記録されている。 |
県内: |
一部の市街地を除き、汎く全域に棲息する。 |
国外: |
シベリアに分布する。 |
変異 |
形態: |
地理的変異は知られていない。個体変異も軽微。 |
季節: |
- |
性差: |
ほぼ同型。♀は♂よりやや大型だが、斑紋などには差がなく、個体差も大きいので、腹端を精査する必要がある。 |
生態 |
環境: |
草上性・樹上性。広葉樹を中心とする各種樹林とその林縁、公園、社寺境内、果樹園など。特にヤマグワやコナラ、サクラ類などに多い。 |
発生: |
年1回。越冬成虫は3月下旬頃に活動を開始し、新成虫は6月頃に姿を見せる。 |
越冬: |
成虫。 |
行動: |
昼行性。活動は比較的活発。 |
食 性 |
捕食性/生体。コナカイガラムシ科のコナカイガラムシ類各種。 |
類似種: |
- |
保 護: |
指定されていない。 |
その他: |
普通種。個体数も多い。果樹につくコナカイガラムシ類の天敵として有名。 |
天敵 |
捕獲: |
成虫はムシヒキアブ類、クチブトカメムシ類のほか、造網性クモ類など。体液に苦い物質を含むため、鳥類は食べてもすぐに吐き出すことが多く、カマキリ類も好んでは捕食しない。 |
寄生: |
- |