分布 |
国内: |
本州(関東以西)、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では小笠原、対馬、壱岐、五島列島、種子島、、屋久島、トカラ以南の南西諸島のほぼ全域で記録されている。 |
県内: |
一部の市街地を除き、汎く全域に棲息する。 |
国外: |
台湾、中国大陸(華南)、東南アジアの全域~アフガニスタン、ポリネシア、ミクロネシアに分布する。 |
変異 |
形態: |
亜種区分は認められていないが、暖地の個体ほど赤色斑紋が発達する傾向がある。また、斑紋に顕著な個体変異があり、六紋型、四紋型などと呼称され、複雑な遺伝的多型も知られている。 |
季節: |
- |
性差: |
ほぼ同型。♀は♂よりやや大型だが、斑紋などには差がなく、個体差も大きいので、腹端を精査する必要がある。 |
生態 |
環境: |
草上性。各種樹林とその林縁、畑地、路傍、公園、社寺境内、人家の庭など。 |
発生: |
多化性。発生回数は不明。越冬成虫は4月~5月、新成虫は6月頃から姿を見せる。 |
越冬: |
成虫。 |
行動: |
昼行性。飛翔は比較的緩やかだが、活動は非常に活発。植物体上を食餌を求めて盛んに歩き回るが、時に小集団を形成することもある。 |
食 性 |
捕食性/生体。アブラムシ類各種。特に嗜好性はないが、草原性の草本につくアブラムシに集まることが多い。 |
類似種: |
赤色斑紋の発達した個体はカメノコテントウに似るが、本種のほうがはるかに小さい。 |
保 護: |
指定されていない。 |
その他: |
普通種だが、個体数はそれほど多くない。 |
天敵 |
捕獲: |
成虫はムシヒキアブ類、クチブトカメムシ類のほか、造網性クモ類など。体液に苦い物質を含むため、鳥類は食べてもすぐに吐き出すことが多く、カマキリ類も好んでは捕食しない。幼虫はアブラムシを護るアリ類に襲われることがある。 |
寄生: |
- |