ウスチャジョウカイ

薄茶浄海坊 (ジョウカイボン科)


林縁で静止する通常型の個体 林縁で静止する黒化型個体
2004/4/17 千葉市緑区 2004/4/17 千葉市緑区
ウスチャジョウカイ (ジョウカイボン科 ジョウカイボン亜科)
Athemellus insulsus  (Harold, 1878)
分布 国内: 北海道、本州、四国、九州。平地~山地まで汎く分布するが、低山地~山地が中心。島嶼での記録はない。
県内: 市街地を除き、汎く全域に棲息する。
国外: 日本特産種?
変異 形態: 地理的変異は知られていない。前翅の色調に顕著な個体変異があり、黒化型は以前フタイロジョウカイ(Cantharis lewisi)とされていた。褐色型が基本型とされる。
季節:
性差: ほぼ同型。外見での区別は困難。一般に♀は♂より腹部が大きい。
生態 環境: 草上性樹上性。各種樹林とその林縁、公園、社寺境内など。幼虫は地上性(林床)。
発生: 年1回。3月下旬~4月に見られる。
越冬: 成虫?
行動: 昼行性。活動は比較的活発で、草むらなどをよく飛ぶが、飛翔は緩やかである。捕食に関しては基本的に待伏型。幼虫は地上を活発に歩行し、餌を探す。
食性 幼虫: 捕食性。地上性の小昆虫、ダンゴムシ、ヤスデなどの地表性小動物。
成虫: 捕食性。トビケラやカワゲラ、ハエ、小蛾類などの小昆虫を捕食するほか、、各種の花にも集まり、花粉を食べることも多い。
類似種: 黒化型はムネアカジョウカイに似る。
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種だが、個体数はそれほど多くない。
天敵 捕獲: 徘徊性クモ類、造網性クモ類など。
寄生:


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