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林縁で静止する個体 | ||
2004/5/6 館山市大神宮(県立館山野鳥の森) |
オバボタル (ホタル科 マドボタル亜科) |
Lucidina biplagiata (Motschulsky, 1866) |
分布 | 国内: | 北海道、本州、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼での記録はない。 |
県内: | 市街地を除き、汎く全域に棲息する。 | |
国外: | 現在のところ日本特産種。 | |
変異 | 形態: | 地理的変異は知られていない。前胸背板の斑紋に若干の個体変異がある。 |
季節: | - | |
性差: | ほぼ同型。一般に♀は♂よりやや大きい。 | |
生態 | 環境: | 草上性。広葉樹を中心とする各種樹林とその林縁。幼虫は地上(林床)性。蛹は地中性。 |
発生: | 年1回。7月に見られる。 | |
越冬: | 幼虫。 | |
行動: | 昼行性。活動はあまり活発でなく、飛翔は緩やか。林縁の下草上などで静止していることが多い。発光器は腹端に1対あることが確認されているが、発光が確認された例はない。触角が発達しており、光ではなく、フェロモンなどを用いて求愛行動をしている。幼虫は夜行性で、小さな緑色の連続光を発しながら林床を活発に歩き回り、餌となる陸生貝類を探す。蛹も発光する。 | |
食性 | 幼虫: | 捕食性/生体。ミミズ、オカダンゴムシなどの陸生小動物を捕食する。 |
成虫: | 不食性。 | |
類似種: | 同属のオオオバボタルに似るが、本種のほうが小型。 | |
保 護: | 指定されていない。 | |
その他: | 普通種だが、個体数はそれほど多くない。 | |
天敵 | 捕獲: | ムシヒキアブ類、ジョウカイボン類などの草上性捕食性昆虫、造網性クモ類など。 |
寄生: | - |
ホタル科 | 生態 | 幼生 | 飼育 | トップ |
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林縁で静止する個体 | ||
2002/5/12 袖ヶ浦市吉野田 |
オオオバボタル (ホタル科 マドボタル亜科) |
Lucidina accensa Gorham, 1883 |
分布 | 国内: | 北海道、本州、四国、九州。平地~山地まで汎く分布するが、低山地~産地が中心で、平地では稀。島嶼での記録はない。 |
県内: | 市街地を除き、汎く全域に棲息するが、南部が中心。 | |
国外: | 朝鮮半島、樺太、千島に分布する。 | |
変異 | 形態: | 地理的変異は知られていない。前胸背板の斑紋に若干の個体変異がある。 |
季節: | - | |
性差: | ほぼ同型。一般に♀は♂よりやや大きい。 | |
生態 | 環境: | 草上性。広葉樹を中心とする各種樹林とその林縁。幼虫は地上(林床)性。蛹は地中性。 |
発生: | 年1回。7月に見られる。 | |
越冬: | 幼虫。 | |
行動: | 昼行性。活動は活発で盛んに飛翔するが、飛翔は緩やか発光器は腹端に1対あることが確認されているが、発光が確認された例はない。触角が発達しており、光ではなく、フェロモンなどを用いて求愛行動をしている。幼虫は夜行性で、小さな緑色の連続光を発しながら林床を活発に歩き回り、餌となる陸生貝類を探す。蛹も発光する。 | |
食性 | 幼虫: | 捕食性/生体。ミミズ、オカダンゴムシなどの陸生小動物を捕食する。 |
成虫: | 不食性。 | |
類似種: | 同属のオバボタルに似るが、本種のほうが大型。 | |
保 護: | 指定されていない。 | |
その他: | 普通種だが、個体数はそれほど多くない。 | |
天敵 | 捕獲: | ムシヒキアブ類、ジョウカイボン類などの草上性捕食性昆虫、造網性クモ類など。 |
寄生: | - |
ホタル科 | 生態 | 幼生 | 飼育 | トップ |