クロカミキリ

黒髪切虫 (カミキリムシ科)


燈火に飛来した個体
2007/6/25 佐倉市宮小路町
クロカミキリ (カミキリムシ科 クロカミキリ亜科)
Spondylis buprestoides  Linnaeus, 1758
分布 国内: 北海道,本州,四国,九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では佐渡,伊豆諸島,隠岐,対馬,壱岐,五島列島、下甑島,種子島,屋久島、口永良部,トカラ列島(中之島・悪石島),奄美大島,沖縄本島で記録されている。
県内: 一部の市街地を除き,汎く全域に棲息する。
国外: 広域分布種。旧北区のほぼ全域と東南アジアに分布する。
変異 形態: 地理的変異。個体変異ともに知られていない。
季節:
性差: 異型。一般に♀は♂より大型で,♂は♀より触角が長い。また,♂は前翅に疎らな強い点刻と2対の縦襞をもつが,♀は鮫肌状で襞を欠く。
生態 環境: 樹上性。各種樹林とその林縁、伐採地や周辺の貯木場など。幼虫は潜材性
発生: 年1回。5月~11月に見られる。
越冬: 幼虫(非休眠)。材内で摂食しながら冬を越す。
行動: 夜行性。飛翔は比較的敏速で、活動は活発。燈火にもよく飛来する。
食性 幼虫: 食植性/(枯木)。各種の針葉樹を利用する。
成虫: 食植性と考えられるが詳細不明。
類似種:
保 護: 指定されていない。
その他: かつては多量に発生していたが,近年県内では減少傾向にあるようだ。
天敵 捕獲: 成虫はムシヒキアブ類、カマキリ類のほか、造網性クモ類。幼虫は捕食性コメツキムシ類の幼虫、ヒラタムシ類、カッコウムシ類など。
寄生:


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