分布 |
国内: |
本州,四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では佐渡,隠岐,対馬,五島列島で記録されている。 |
県内: |
市街地を除く北総台地~房総丘陵に棲息する。 |
国外: |
朝鮮半島,中国大陸(東北部),東シベリア,樺太に分布する。標識産地は東シベリア(ネルチンスク)。 |
変異 |
形態: |
地理的変異は知られていない。前翅の色調に比較的顕著な個体変異があり,腹部は通常黒色だが,黄褐色となる個体が出ることがある。 |
季節: |
- |
性差: |
ほぼ同型。外見での区別は困難。 |
生態 |
環境: |
樹上性。各種樹林とその林縁、伐採地や周辺の貯木場など。幼虫は潜材性。 |
発生: |
年1回。3月下旬~7月に見られる。 |
越冬: |
幼虫(非休眠)。材内で摂食しながら冬を越す。 |
行動: |
昼行性。飛翔は比較的敏速で、活動は活発。日中に多くの花を訪れるほか,伐採地に集まることも多い。 |
食性 |
幼虫: |
食植性/材(枯木)。多くの広葉樹を利用する。 |
成虫: |
食植性/花蜜・花粉。カエデ類,トネリコ類、ウツギ、クリ、イボタノキ、ムラサキシキブ、リョウブ、シシウド、セリ、ノリウツギ、ミズキなど多くの花で吸蜜する。 |
類似種: |
- |
保 護: |
指定されていない。 |
その他: |
普通種で個体数も多い。 |
天敵 |
捕獲: |
成虫はムシヒキアブ類、カマキリ類のほか、造網性クモ類,花グモ類。幼虫は捕食性コメツキムシ類の幼虫、ヒラタムシ類、カッコウムシ類など。 |
寄生: |
- |