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エノキの葉上で静止する個体 | ||
2006/5/19 成田市十余三 |
アトモンサビカミキリ (カミキリムシ科 フトカミキリ亜科 サビカミキリ族) |
Pterolophia (Pterolophia) granulata (Motsculsky, 1866) |
分布 | 国内: | 北海道、本州、四国、九州。平地~山地まで汎く分布するが、秋田県のみ記録がない。島嶼では利尻、奥尻、伊豆諸島、隠岐、対馬、種子島で記録されている。 |
県内: | 市街地を除き、汎く全域に棲息する。 | |
国外: | 朝鮮半島、中国大陸に分布する。標式産地は伊豆。 | |
変異 | 形態: | 地理的変異は知られていない。個体変異も軽微。 |
季節: | - | |
性差: | 異型。♂は♀より小型で、体型がやや細く、♂の触角は♀より長いが、腹端に届かない。 | |
生態 | 環境: | 樹上性。広葉樹を中心とする各種樹林とその林縁、社寺境内、公園のほか、伐採地や貯木場など。幼虫は潜材性。 |
発生: | 年1回。5月~9月に見られる。 | |
越冬: | 幼虫(非休眠)。材内で摂食しながら冬を越す。 | |
行動: | 昼行性。飛翔は比較的緩やかで、活動はあまり活発でない。 | |
食性 | 幼虫: | 食植性/材(枯木)。広食性。各種広葉樹のほか、マツ科のモミなどの枯枝を利用する。 |
成虫: | 食植性と考えられるが詳細不明。 | |
類似種: | - | |
保 護: | 指定されていない。 | |
その他: | 普通種で個体数も多い。 | |
天敵 | 捕獲: | 成虫は大型のムシヒキアブ類、カマキリ類のほか大型造網性クモ類。幼虫は捕食性コメツキムシ類の幼虫、ヒラタムシ類、カッコウムシ類など。 |
寄生: | - |
カミキリムシ科 | 生態 | 幼生 | 飼育 | トップ |
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フジの枯蔓にしがみつく♂ | ||
2003/7/26 千葉市緑区 |
トガリシロオビサビカミキリ 原名亜種 (カミキリムシ科 フトカミキリ亜科 サビカミキリ族) |
Pterolophia caudata caudata (Bates, 1873) |
分布 | 国内: | 北海道、本州、四国、九州。 平地~山地まで汎く分布する。島嶼では佐渡、伊豆諸島(大島・新島・三宅島)、隠岐、対馬、壱岐、五島列島(福江島)、男女群島、種子島、屋久島で記録されている。 |
県内: | 市街地を除き、汎く全域に棲息する。 | |
国外: | 現在のところ日本特産種。国外では記録されていない。標式産地は日本各地とされる。 | |
変異 | 形態: | 男女群島産は別亜種(ssp. curtipennis Makihara, )とされるほか、原名亜種の中でもやや顕著な地方変異が知られる。 |
季節: | - | |
性差: | ほぼ同型。一般に♂は♀より小型で、♂の触角は♀よりはるかに長い。 | |
生態 | 環境: | 樹上性。広葉樹を中心とする各種樹林とその林縁、社寺境内、公園のほか、伐採地や貯木場など。幼虫は潜材性。 |
発生: | 年1回。6月~8月に見られる。 | |
越冬: | 幼虫(非休眠)。材内で摂食しながら冬を越す。 | |
行動: | 一般には昼行性。夕刻から夜半に活動することも多い。飛翔は緩やかで、活動はあまり活発でない。 | |
食性 | 幼虫: | 食植性/材(枯木)。広食性。多くの広葉樹を利用するが、特にマメ科のフジ類に多い。 |
成虫: | 食植性/葉・樹皮。広食性。多くの広葉樹を利用するが、特にマメ科のフジ類に多い。 | |
類似種: | ゴマフカミキリを除くゴマフカミキリ類に似る。 | |
保 護: | 指定されていない。 | |
その他: | 普通種。個体数も多い。 | |
天敵 | 捕獲: | 成虫は大型のムシヒキアブ類、カマキリ類のほか大型造網性クモ類。幼虫は捕食性コメツキムシ類の幼虫、ヒラタムシ類、カッコウムシ類など。 |
寄生: | - |
カミキリムシ科 | 生態 | 幼生 | 飼育 | トップ |
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林縁の下草上で静止する♀ | ||
2006/5/19 成田市十余三 |
アトジロサビカミキリ (カミキリムシ科 フトカミキリ亜科 サビカミキリ族) |
Pterolophia (Pterolophia) zonata (Bates, 1873) |
分布 | 国内: | 北海道、本州、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では奥尻、佐渡、隠岐、五島列島(中通)、種子島、屋久島で記録されている。 |
県内: | 市街地を除き、汎く全域に棲息する。 | |
国外: | 現在のところ日本特産種。標式産地は長崎と横浜。 | |
変異 | 形態: | 地理的変異は知られていない。個体変異も軽微。 |
季節: | - | |
性差: | ほぼ同型。♂は♀より小型。♂の触角は♀より長いが、腹端にようやく届く程度。 | |
生態 | 環境: | 樹上性。広葉樹を中心とする各種樹林とその林縁、社寺境内、公園のほか、伐採地や貯木場など。幼虫は潜材性。 |
発生: | 年1回。5月~9月に見られる。 | |
越冬: | 幼虫(非休眠)。材内で摂食しながら冬を越す。 | |
行動: | 昼行性。飛翔は比較的緩やかで、活動はあまり活発でない。 | |
食性 | 幼虫: | 食植性/材(枯木)。広食性。各種広葉樹のほか、スギ科のスギやマツ科のモミなどの枯枝を利用する。 |
成虫: | 食植性と考えられるが詳細不明。 | |
類似種: | 同属のクリサビカミキリに似る。 | |
保 護: | 指定されていない。 | |
その他: | 普通種で個体数も多い。 | |
天敵 | 捕獲: | 成虫は大型のムシヒキアブ類、カマキリ類のほか大型造網性クモ類。幼虫は捕食性コメツキムシ類の幼虫、ヒラタムシ類、カッコウムシ類など。 |
寄生: | - |
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