分布 |
国内: |
北海道、本州、四国、九州。平地~低山地まで汎く分布する。島嶼では対馬で記録されている。 |
県内: |
市街地を除き、汎く全域に棲息する。 |
国外: |
朝鮮半島、中国大陸(東北部)、シベリアに分布する。標式産地は沿海州(アムール)。 |
変異 |
形態: |
地理的変異は知られていない。個体変異も軽微。 |
季節: |
知られていない。 |
性差: |
ほぼ同型。♀は一般的に♂よりやや大きい。 |
生態 |
環境: |
草上性。各種樹林の林縁、草原、畑地、荒蕪地、公園など。比較的明るい環境を好む。 |
発生: |
年2回。越冬成虫は5月~8月上旬、新成虫は7月~9月下旬、第2化成虫は8月下旬~10月上旬に見られる。 |
越冬: |
成虫。新成虫は第1化、第2化共に落葉下などで越冬する。 |
行動: |
昼行性。活動はあまり活発でない。卵は5月頃から食草の葉裏に作った卵鞘に、4個~5個ずつ産付される。卵鞘はほぼ四角形に近い舟形で、葉には裏面につけられた蝶番状の葉片により付着する。 |
食 性 |
食植性/葉。ヒルガオ科のヒルガオ類、サツマイモなど。 |
類似種: |
スキバジンガサハムシに似るが、背面の隆起が大きい。 |
保 護: |
指定されていない。 |
その他: |
普通種だが、個体数はそれほど多くない。 |
天敵 |
捕獲: |
成虫はムシヒキアブ類、クチブトカメムシ類、カマキリ類のほか、徘徊性クモ類、造網性クモ類。幼虫はカマキリ類、クチブトカメムシ類、アシナガバチ類など。 |
寄生: |
- |