ジンガサハムシ

陣笠葉虫 (ハムシ科)


ヒルガオ葉上の個体
2003/5/14 袖ケ浦市上宮田
ジンガサハムシ (ハムシ科 カメノコハムシ亜科)
Aspidomorpha indica  Boheman, 1854
分布 国内: 北海道、本州、四国、九州。平地~低山地まで汎く分布する。島嶼では対馬で記録されている。
県内: 市街地を除き、汎く全域に棲息する。
国外: 朝鮮半島、中国大陸(東北部)、シベリアに分布する。標式産地は沿海州(アムール)。
変異 形態: 地理的変異は知られていない。個体変異も軽微。
季節: 知られていない。
性差: ほぼ同型。♀は一般的に♂よりやや大きい。
生態 環境: 草上性。各種樹林の林縁、草原、畑地、荒蕪地、公園など。比較的明るい環境を好む。
発生: 年2回。越冬成虫は5月~8月上旬、新成虫は7月~9月下旬、第2化成虫は8月下旬~10月上旬に見られる。
越冬: 成虫。新成虫は第1化、第2化共に落葉下などで越冬する。
行動: 昼行性。活動はあまり活発でない。卵は5月頃から食草の葉裏に作った卵鞘に、4個~5個ずつ産付される。卵鞘はほぼ四角形に近い舟形で、葉には裏面につけられた蝶番状の葉片により付着する。
食 性 食植性/ヒルガオ科ヒルガオ類サツマイモなど。
類似種: スキバジンガサハムシに似るが、背面の隆起が大きい。
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種だが、個体数はそれほど多くない。
天敵 捕獲: 成虫はムシヒキアブ類、クチブトカメムシ類、カマキリ類のほか、徘徊性クモ類、造網性クモ類。幼虫はカマキリ類、クチブトカメムシ類、アシナガバチ類など。
寄生:


メイン