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タラノキの葉上で静止する個体 | ||
2004/6/19 館山市大神宮(県立館山野鳥の森) |
ドウガネツヤハムシ (ハムシ科 ツヤハムシ亜科) |
Oomorphoides cupreatus (Baly, 1873) |
分布 | 国内: | 北海道、本州、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では利尻、伊豆諸島(八丈)、壱岐、対馬、五島列島、甑島、屋久島で記録されている。 |
県内: | 市街地を除き、汎く全域に棲息する。 | |
国外: | 朝鮮半島に分布する。標式産地は長崎。 | |
変異 | 形態: | 地理的変異は知られていない。個体変異も軽微。 |
季節: | - | |
性差: | ほぼ同型。♀は一般的に♂よりやや大きい。特に♀の成熟個体は腹部が非常に大きくなるので区別しやすい。 | |
生態 | 環境: | 樹上性。各種樹林の林縁。 |
発生: | 年1回と考えられるが詳細不明。成虫は3月下旬~6月上旬、8月~10月上旬に見られる。 | |
越冬: | 成虫あるいは幼虫と考えられるが、詳細な生活史は不明。 | |
行動: | 昼行性。成虫は食樹の葉上でみつかることが多い。活動はあまり活発でないが、人の気配には比較的敏感で、すぐに葉裏等に隠れる。4月下旬~5月頃に食樹の葉に産卵する。卵は糞で細い鐘状に覆われ、葉裏に糸によって吊り下げられる。孵化した幼虫は糸を上って葉に取り付き、そして地表に降りる。主に夜間に食樹にのぼって摂食するものと考えられる。 | |
食 性 | 食植性/葉。ウコギ科のタラノキ。 | |
類似種: | アオグロツヤハムシに酷似するが色調が異なる。 | |
保 護: | 指定されていない。 | |
その他: | 普通種。個体数も多い。 | |
天敵 | 捕獲: | 成虫はムシヒキアブ類、クチブトカメムシ類、カマキリ類のほか、徘徊性クモ類、造網性クモ類。幼虫はカマキリ類、クチブトカメムシ類、アシナガバチ類など。 |
寄生: | - |
ハムシ科 | 生態 | 幼生 | 飼育 | トップ |
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林縁で休む個体 | 産卵 |
2004/6/5 館山市大神宮(県立館山野鳥の森) | 2004/6/16 千葉市緑区 |
アオグロツヤハムシ (ハムシ科 ツヤハムシ亜科) |
Oomorphoides nigrocaeruleus (Baly, 1873) |
分布 | 国内: | 北海道、本州、四国、九州。 平地~山地まで汎く分布する。島嶼では佐渡、対馬で記録されている。 |
県内: | 市街地を除き、汎く全域に棲息する。 | |
国外: | 現在のところ日本特産種。国外では記録されていない。標式産地は長崎。 | |
変異 | 形態: | 地理的変異は知られていない。個体変異も軽微。 |
季節: | - | |
性差: | ほぼ同型。♀は一般的に♂よりやや大きい。特に♀の成熟個体は腹部が非常に大きくなるので区別しやすい。 | |
生態 | 環境: | 樹上性。各種樹林の林縁。 |
発生: | 年1回と考えられるが詳細不明。成虫は3月下旬~6月上旬、8月~10月上旬に見られる。 | |
越冬: | 成虫あるいは幼虫と考えられるが、詳細な生活史は不明。 | |
行動: | 昼行性。成虫は食樹の葉上でみつかることが多い。活動はあまり活発でないが、人の気配には比較的敏感で、すぐに葉裏等に隠れる。4月下旬~5月頃に食樹の葉に産卵する。卵は糞で細い鐘状に覆われ、葉裏に糸によって吊り下げられる。孵化した幼虫は糸を上って葉に取り付き、そして地表に降りる。主に夜間に食樹にのぼって摂食するものと考えられる。 | |
食 性 | 食植性/葉。ウコギ科のタラノキ。 | |
類似種: | ドウガネツヤハムシに酷似するが色調が異なる。 | |
保 護: | 指定されていない。 | |
その他: | 普通種。個体数も多い。 | |
天敵 | 捕獲: | 成虫はムシヒキアブ類、クチブトカメムシ類、カマキリ類のほか、徘徊性クモ類、造網性クモ類。幼虫はカマキリ類、クチブトカメムシ類、アシナガバチ類など。 |
寄生: | - |
ハムシ科 | 生態 | 幼生 | 飼育 | トップ |