コヤツボシツツハムシ

小八星筒葉虫 (ハムシ科)


交尾
2004/6/16 千葉市緑区 2004/6/16 千葉市緑区
コヤツボシツツハムシ (ハムシ科 ツツハムシ亜科)
Cryptocephalus luridipennis  Suffrian, 1854
分布 国内: 本州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼での記録はない。
県内: 一部の市街地を除き、汎く全域に棲息する。
国外: 朝鮮半島、シベリア東部に分布する。標式産地はシベリア。
変異 形態: 地理的変異は知られていない。前翅の斑紋は安定しているが、前胸背板の色彩に個体変異がある
季節:
性差: ほぼ同型。♀は一般的に♂よりやや大きい。特に♀の成熟個体は腹部が非常に大きくなるので区別しやすい。
生態 環境: 樹上性。広葉樹を中心とする各種樹林とその林縁、公園、社寺境内など。幼虫は地上性
発生: 年1回。4月下旬~6月に見られる。
越冬: 幼虫(終齢)。晩秋に老熟した幼虫はそのまま越冬し、翌春蛹化する。
行動: 昼行性。活動は比較的活発。産卵の際には、卵に自分の糞を塗りつけて固め、地上に落とす。幼虫は自らの糞を固めて幼虫殻を作り、その中で生活する。終齢は3齢。蛹化もこの殻の中で体を反転させて行う。
食性 幼虫: 食植性/。各種広葉樹を利用するものと考えられる。
成虫: 食植性/広食性。マメ科のハギ類、ヤナギ科ヤナギ類、カバノキ科のハンノキ、ケヤマハンノキ、バラ科のズミなど。
類似種:
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種だが、個体数はそれほど多くない。
天敵 捕獲: 成虫はムシヒキアブ類、クチブトカメムシ類、カマキリ類のほか、徘徊性クモ類、造網性クモ類。幼虫はカマキリ類、クチブトカメムシ類、アシナガバチ類など。
寄生:


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