アサトビハムシ

麻跳葉虫 (ハムシ科)


カナムグラ葉上の個体
2002/5/5 千葉市緑区
アサトビハムシ (ハムシ科 ノミハムシ亜科)
Psyllioides attenuata  (Koch, 1803)
分布 国内: 北海道、本州、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では舳倉島で記録されている。
県内: 一部の市街地を除き、汎く全域に棲息する。
国外: 朝鮮半島、中国大陸、シベリア~欧州に汎く分布する。標式産地は欧州。
変異 形態: 地理的変異は知られていないが、色彩に若干の個体変異がある。
季節: 知られていない。
性差: ほぼ同型。♀は一般的に♂よりやや大きい。特に♀の成熟個体は腹部が非常に大きくなるので区別しやすい。
生態 環境: 草上性。各種樹林とその林縁、水田周辺、やや湿った草原、路傍など。
発生: 年2回3回。3月上旬から11月まで継続して見られる。
越冬: 成虫
行動: 昼行性。活動はあまり活発でないが、危険を感じると跳ねて行方をくらます。成虫はやや顕著な群集性を示す。
食 性 食植性/アサ科アサクワ科カラハナソウ属カナムグラ、カラハナソウ、ホップなど。
類似種: 本属各種は互いに酷似している。
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種。個体数は少なくないが、小さいため目にすることは多くない。
天敵 捕獲: 成虫はムシヒキアブ類、クチブトカメムシ類、カマキリ類のほか、徘徊性クモ類、造網性クモ類。幼虫はカマキリ類、クチブトカメムシ類、アシナガバチ類など。
寄生:


ルリスネナガトビハムシ

瑠璃脛長跳葉虫 (ハムシ科)


草上で静止する個体
2002/5/5 千葉市緑区
ルリスネナガノミハムシ (ハムシ科 ノミハムシ亜科)
Psyllioides brettinghanii  Baly, 1862
分布 国内: 本州、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では佐渡、小笠原、トカラ列島、奄美大島などで記録されている。
県内: 市街地を除き、汎く全域に棲息する。
国外: 台湾、中国大陸(華南)、インドシナ~インド、フィリピン、マラヤ、豪州。標式産地はインド。
変異 形態: 地理的変異は知られていない。個体変異も軽微。
季節:
性差: ほぼ同型。♀は一般的に♂よりやや大きい。特に♀の成熟個体は腹部が非常に大きくなるので区別しやすい。
生態 環境: 草上性。各種樹林の林縁、畑地、草原、水田周辺、公園、人家の庭など。
発生: 年1回。越冬成虫が4月~6月、新成虫は8月~9月に見られる。
越冬: 成虫
行動: 昼行性。活動はあまり活発でないが、危険を感じると跳ねて行方をくらます。
食 性 食植性/ナス科ナスジャガイモトマトホオヅキなどの栽培種のほか、野生種各種。
類似種: 本属各種は互いに酷似している。
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種。個体数も多い。
天敵 捕獲: 成虫はムシヒキアブ類、クチブトカメムシ類、カマキリ類のほか、徘徊性クモ類、造網性クモ類。幼虫はカマキリ類、クチブトカメムシ類、アシナガバチ類など。
寄生:


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