フタホシオオノミハムシ

双星大蚤葉虫 (ハムシ科)


サルトリイバラ茎上の個体
2003/4/25 木更津市矢那
フタホシオオノミハムシ (ハムシ科 ノミハムシ亜科)
Pseudodera xanthospila  Baly, 1862
分布 国内: 本州、四国、九州。平地~低山地まで汎く分布する。島嶼での記録はない。
県内: 市街地を除き、汎く全域に棲息する。
国外: 中国大陸、台湾に分布する。標式産地は中国。
変異 形態: 地理的変異は知られていない。個体変異も軽微。
季節:
性差: ほぼ同型。♀は一般的に♂よりやや大きい。特に♀の成熟個体は腹部が非常に大きくなるので区別しやすい。
生態 環境: 樹上性。各種樹林とその林縁。やや荒れた雑木林などに多い。幼虫は地中性
発生: 年1回。4月中旬~6月中旬に見られる。
越冬: 不明。
行動: 昼行性。活動はあまり活発でない。危険を感じると跳ねて行方をくらます。卵は5月中旬から地上に卵塊で産付される。幼虫は土壌性で、土中で蛹化する。
食 性 食植性/(幼虫)・(成虫)。ユリ科サルトリイバラ、シオデなど。
類似種:
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種だが、個体数はそれほど多くはない。本亜科の中ではかなりの大型種。
天敵 捕獲: 成虫はムシヒキアブ類、クチブトカメムシ類、カマキリ類のほか、徘徊性クモ類、造網性クモ類。幼虫はカマキリ類、クチブトカメムシ類、アシナガバチ類など。
寄生:


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