チャバネツヤハムシ

茶翅艶葉虫 (ハムシ科)


ガガイモの葉を食べる個体
2004/6/5 館山市大神宮(県立館山野鳥の森)
チャバネツヤハムシ (ハムシ科 ノミハムシ亜科)
Phygasia fulvipennis  (Baly, 1874)
分布 国内: 本州、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では佐渡、対馬で記録されている。
県内: 食草の分布状況から、南部を中心に汎く棲息する。
国外: 中国大陸に分布する。標式産地は長崎。
変異 形態: 地理的変異は知られていない。個体変異も軽微。
季節:
性差: ほぼ同型。♀は一般的に♂よりやや大きい。特に♀の成熟個体は腹部が非常に大きくなるので区別しやすい。
生態 環境: 草上性。各種樹林とその林縁、草原、畑地、水田周辺、路傍、荒蕪地など。幼虫は潜根性
発生: 年1回。5月~6月に見られる。
越冬: 成虫
行動: 昼行性。越冬した成虫は6月上旬頃に、食草根際の地表に産卵する。孵化した幼虫は直ちに食草の根内に食い入る。
食 性 食植性/(幼虫)・(成虫)。ガガイモ科ガガイモ
類似種:
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種。個体数も多い。
天敵 捕獲: 成虫はムシヒキアブ類、クチブトカメムシ類、カマキリ類のほか、徘徊性クモ類、造網性クモ類。
寄生:


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