ルリマルノミハムシ

瑠璃丸蚤葉虫 (ハムシ科)


ヒメジョオンの花に来た個体
2001/5/27 木更津市中尾
ルリマルノミハムシ (ハムシ科 ノミハムシ亜科)
Nonarthra cyanea  Baly, 1874
分布 国内: 北海道、本州、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では小笠原で記録されている。
県内: 一部の市街地を除き、汎く全域に棲息する。
国外: 朝鮮半島、台湾、中国大陸~インドシナ北部(ベトナム)に分布する。標式産地は長崎。
変異 形態: 地理的変異は知られていない。個体変異も軽微。
季節:
性差: ほぼ同型。♀は一般的に♂よりやや大きい。特に♀の成熟個体は腹部が非常に大きくなるので区別しやすい。
生態 環境: 草上性。各種樹林とその林縁、草原、公園など。比較的明るい環境を好む。幼虫は半地上性
発生: 年1回。越冬成虫が3月下旬~6月、新成虫が7月~11月上旬まで見られる。
越冬: 成虫
行動: 昼行性。活動は活発。人の気配には敏感で、危険を感じると跳ねて行方をくらます。卵は食草に点々と1個ずつ産み込まれる。幼虫は刺激を受けると透明な液体を分泌する習性がある。老熟すると土中に入って蛹化する。
食性 幼虫: 食植性/スギゴケ科スギゴケ類各種。
成虫: 食植性/花蜜花粉。ハルジオン、ヒメジョオン、タカオモミジ、クリ、ウツギ、イボタノキ、リョウブ、ノリウツギ、シシウド、オカトラノオなど多くの花に集まる。
類似種: コマルノミハムシに似る。
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種。個体数も多い。
天敵 捕獲: 成虫はムシヒキアブ類、クチブトカメムシ類、カマキリ類のほか、徘徊性クモ類、造網性クモ類。幼虫はカマキリ類、クチブトカメムシ類、アシナガバチ類など。
寄生:


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