分布 |
国内: |
北海道、本州、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では小笠原で記録されている。 |
県内: |
一部の市街地を除き、汎く全域に棲息する。 |
国外: |
朝鮮半島、台湾、中国大陸~インドシナ北部(ベトナム)に分布する。標式産地は長崎。 |
変異 |
形態: |
地理的変異は知られていない。個体変異も軽微。 |
季節: |
- |
性差: |
ほぼ同型。♀は一般的に♂よりやや大きい。特に♀の成熟個体は腹部が非常に大きくなるので区別しやすい。 |
生態 |
環境: |
草上性。各種樹林とその林縁、草原、公園など。比較的明るい環境を好む。幼虫は半地上性。 |
発生: |
年1回。越冬成虫が3月下旬~6月、新成虫が7月~11月上旬まで見られる。 |
越冬: |
成虫。 |
行動: |
昼行性。活動は活発。人の気配には敏感で、危険を感じると跳ねて行方をくらます。卵は食草に点々と1個ずつ産み込まれる。幼虫は刺激を受けると透明な液体を分泌する習性がある。老熟すると土中に入って蛹化する。 |
食性 |
幼虫: |
食植性/葉。スギゴケ科のスギゴケ類各種。 |
成虫: |
食植性/花蜜・花粉。ハルジオン、ヒメジョオン、タカオモミジ、クリ、ウツギ、イボタノキ、リョウブ、ノリウツギ、シシウド、オカトラノオなど多くの花に集まる。 |
類似種: |
コマルノミハムシに似る。 |
保 護: |
指定されていない。 |
その他: |
普通種。個体数も多い。 |
天敵 |
捕獲: |
成虫はムシヒキアブ類、クチブトカメムシ類、カマキリ類のほか、徘徊性クモ類、造網性クモ類。幼虫はカマキリ類、クチブトカメムシ類、アシナガバチ類など。 |
寄生: |
- |