アカクビナガハムシ

赤首長葉虫 (ハムシ科)


サルトリイバラ葉上の個体
2002/5/10 千葉市緑区
アカクビナガハムシ (ハムシ科 クビボソハムシ亜科)
Lilioceris (Lilioceris) subpolita  (Motschulsky, 1860)
分布 国内: 本州、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では隠岐、対馬、五島列島、種子島、屋久島。
県内: 市街地を除き、汎く全域に棲息する。
国外: 日本特産種。国外では記録されていない。 標式産地は「日本」とのみ記される。
変異 形態: 地理的変異は知られていない。個体変異も軽微。
季節:
性差: ほぼ同型。♀は一般的に♂よりやや大きい。
生態 環境: (蔓)上性。各種樹林とその林縁。やや荒れた雑木林などに多い。
発生: 年1回。越冬成虫が4月~5月、新成虫が8月~9月に見られることがあるが少数。
越冬: 成虫。新成虫は少数が野外に出るが、大部分はそのまま繭の中で越冬する。野外に出た新成虫が越冬するか否かははっきりしていない。
行動: 昼行性。活動はやや不活発で、食樹の葉裏で静止していることが多い。卵は5月ごろに食草の葉裏に単独で産付される。幼虫も単独で活動し、その後地中に入って白色の繭を作り、蛹化する。
食 性 食植性/ユリ科サルトリイバラ、シオデなど。
類似種: ユリクビナガハムシに似る。
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種。個体数は決して少なくはないが、発生時期が短いため比較的見かけることは少ない。
天敵 捕獲: 成虫はムシヒキアブ類、クチブトカメムシ類、カマキリ類のほか、徘徊性クモ類、造網性クモ類。幼虫はカマキリ類、クチブトカメムシ類、アシナガバチ類など。
寄生:


キイロクビナガハムシ

黄色首長葉虫 (ハムシ科)


林縁で静止する個体
2004/7/4 館山市大神宮(県立館山野鳥の森)
キイロクビナガハムシ (ハムシ科 クビボソハムシ亜科)
Lilioceris (Lilioceris) rugata  (Baly, 1865)
分布 国内: 本州、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では佐渡、伊豆諸島(三宅)、甑島で記録されている。
県内: 市街地を除き、汎く全域に棲息する。
国外: 日本特産種。国外では記録されていない。
変異 形態: 地理的変異は知られていない。個体変異も軽微。
季節:
性差: ほぼ同型。♀は一般的に♂よりやや大きい。
生態 環境: (蔓)上性。各種樹林とその林縁。やや荒れた雑木林などに多い。
発生: 年1回。越冬成虫が4月~6月下旬、新成虫が7月に姿を見せるが、そのまま休眠に入る場合が多く、見かけることは少ない。
越冬: 成虫。新成虫は少数が野外に出るが、大部分はそのまま繭の中で越冬する。野外に出た新成虫が越冬するか否かははっきりしていない。
行動: 昼行性。活動はやや不活発で、食樹の葉裏で静止していることが多い。卵は5月ごろに食草の葉裏に単独で産付される。幼虫も単独で活動し、その後地中に入って白色の繭を作り、蛹化する。
食 性 食植性/ヤマノイモ科ヤマノイモオニドコロなど。
類似種:
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種。個体数は決して少なくはないが、発生時期が短いため比較的見かけることは少ない。
天敵 捕獲: 成虫はムシヒキアブ類、クチブトカメムシ類、カマキリ類のほか、徘徊性クモ類、造網性クモ類。幼虫はカマキリ類、クチブトカメムシ類、アシナガバチ類など。
寄生:


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