イチモンジハムシ

一文字葉虫 (ハムシ科)


林縁で静止する個体
2006/5/5 安房郡白浜町滝川
イチモンジハムシ (ハムシ科 ヒゲナガハムシ亜科)
Morphosphaera japonica  (Hornstedt, 1788)
分布 国内: 本州(関東以西)、四国、九州。平地~山地まで汎く分布するが、海岸周辺が中心。島嶼では壱岐、対馬、甑島、トカラ列島で記録されている。
県内: 市街地を除き、汎く全域に棲息するが、県南部が中心。
国外: 中国大陸~インド、東シベリアに分布する。
変異 形態: 地理的変異・個体変異共には知られていないが、屋久島、奄美大島、喜界島、、沖永良部、沖縄本島、宮古、石垣、西表には同属のオキナワイチモンジハムシを産する。
季節:
性差: ほぼ同型。♀は一般的に♂よりやや大きい。
生態 環境: 樹上性。広葉樹を中心とする各種樹林とその林縁など。蛹は地中性
発生: 年1回。4月~6月に見られる。
越冬: 成虫と考えられる。
行動: 昼行性。飛翔は比較的緩やかで活動はあまり活発でない。越冬成虫は5月中旬~6月上旬に食樹の葉表に産卵する。幼虫は単独で葉表生活し、蛹化は土中で行われる。
食 性 食植性/クワ科イヌビワ属イヌビワイタビカズラオオイタビヒメイタビイチジクなどが知られる。
類似種:
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種だが、個体数はそれほど多くない。
天敵 捕獲: 成虫はムシヒキアブ類、クチブトカメムシ類、カマキリ類のほか、徘徊性クモ類、造網性クモ類。幼虫はカマキリ類、クチブトカメムシ類、アシナガバチ類など。
寄生:


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