分布 |
国内: |
北海道、本州、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では利尻、佐渡、対馬、壱岐、屋久島。 |
県内: |
一部の市街地を除き、汎く全域に棲息する。 |
国外: |
朝鮮半島、中国大陸、東シベリアに分布する。 標式産地は長崎、兵庫、対馬、満州とされる。 |
変異 |
形態: |
地理的変異は知られていない。個体変異も軽微。 |
季節: |
- |
性差: |
ほぼ同型。♀は頭部に臼状の突起を有する。♀は一般的に♂よりやや大く、成熟個体は腹部が非常に大きくなるので区別しやすい。 |
生態 |
環境: |
樹上性。二次林、里山、湿地林など広葉樹を中心とする各種樹林とその林縁、桑畑、果樹園、公園など。幼虫は地中性。 |
発生: |
年1回。4月~6月に見られる。 |
越冬: |
幼虫(老熟)。 |
行動: |
昼行性。活動はあまり活発でない。卵は5月ごろから食草の根際に2個~3個ずつ産付される。幼虫は土中で成長し、老熟するのにおよそ3ヶ月を要するとされる。老熟幼虫はそのまま越冬後に蛹化する。 |
食 性 |
食植性/根(幼虫)・葉(成虫)。広食性。クワ科のヤマグワ、ヒメコウゾのほか、ブナ科のコナラ、クヌギ(ナラ類)、クリ、マメ科のフジ、ヤマノイモ科のヤマノイモ、オニドコロ、ユリ科のアマドコロ、ナルコユリ、ホウチャクソウなど。 |
類似種: |
- |
保 護: |
指定されていない。 |
その他: |
普通種。個体数も多い。 |
天敵 |
捕獲: |
成虫はムシヒキアブ類、クチブトカメムシ類、カマキリ類のほか、徘徊性クモ類、造網性クモ類。幼虫はカマキリ類、クチブトカメムシ類、アシナガバチ類など。 |
寄生: |
- |