分布 |
国内: |
北海道、本州、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では利尻、伊豆諸島(三宅島)、対馬、壱岐、五島列島、甑島、種子島、屋久島、沖縄本島、石垣島、西表島。 |
県内: |
一部の市街地を除き、汎く全域に棲息する。 |
国外: |
朝鮮半島、中国大陸、モンゴル、シベリア~欧州、樺太、台湾に分布する。標式産地はシシリー島。 |
変異 |
形態: |
地理的変異は知られていない。個体変異も軽微。 |
季節: |
- |
性差: |
ほぼ同型。♀は一般的に♂よりやや大きい。特に♀の成熟個体は腹部が非常に大きくなるので区別しやすい。 |
生態 |
環境: |
草上性。各種樹林の林縁、草原、荒蕪地、田畑、路傍、公園など。比較的明るい環境を好む。 |
発生: |
多化性。寒冷地で年2回~3回、暖地では年5回程度。県内では年4回~5回。成虫は4月~11月に見られる。 |
越冬: |
成虫。地上の落ち葉下、朽木の樹皮下、岩の隙間などで集団で越冬する。 |
行動: |
昼行性。活動は比較的活発。卵は食草の葉裏に10個~30個程度の卵塊で産付される。食草の葉裏で蛹化する。 |
食 性 |
食植性/葉。バラ科栽培種のオランダイチゴ、タデ科のミゾソバ、イタドリ、オオイタドリ、ギシギシ類、スイバ類など。 |
類似種: |
- |
保 護: |
指定されていない。 |
その他: |
オランダイチゴの害虫として有名。個体数は比較的多い。 |
天敵 |
捕獲: |
成虫はムシヒキアブ類、クチブトカメムシ類、カマキリ類のほか、徘徊性クモ類、造網性クモ類。幼虫はカマキリ類、クチブトカメムシ類、アシナガバチ類など。 |
寄生: |
- |