ヒメキバネサルハムシ

姫黄翅猿葉虫 (ハムシ科)

クズ葉上の個体
2003/5/14 袖ケ浦市上宮田
ヒメキバネサルハムシ (ハムシ科 サルハムシ亜科)
Pagria signata  (Motschulsky, 1858)
分布 国内: 本州、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では佐渡、小笠原(硫黄島)、屋久島、トカラ列島、奄美大島、沖縄本島、宮古島、石垣島、西表島、与那国島。
県内: 一部の市街地を除き、汎く全域に棲息する。
国外: 朝鮮半島、中国大陸、シベリア、台湾、フィリピン、インドシナ~インド、インドネシア、ミクロネシア、グアム島に分布する。 標式産地はビルマ(ミャンマー)。
変異 形態: 地理的変異、個体変異共に知られていない。
季節:
性差: ほぼ同型。♀は一般的に♂よりやや大きい。
生態 環境: 樹上性。二次林・里山などの林縁、草原、荒蕪地、路傍、田畑など。幼虫は地中性
発生: 年1回。4月中旬~11月に見られ、新成虫は8月以降に出現する。
越冬: 幼虫
行動: 昼行性。飛翔は比較的速く、活動は活発。卵は6月下旬~8月中旬に食草の托葉の基部などに10数個の卵群で産付され、周囲に半月状に分泌物を塗りつける習性がある。
食 性 食植性/(幼虫)・(成虫)。マメ科ダイズアズキフジクズシロツメクサアカツメクサなど。幼虫は茎内に穿孔して内部を食べる。
類似種:
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種だが個体数はそれほど多くない。
天敵 捕獲: 成虫はムシヒキアブ類、クチブトカメムシ類、カマキリ類のほか、徘徊性クモ類、造網性クモ類。幼虫はカマキリ類、クチブトカメムシ類、アシナガバチ類など。
寄生:


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