サクラサルハムシ

桜猿葉虫 (ハムシ科)

林縁で休む個体
2004/6/19 匝瑳郡光町
サクラサルハムシ (ハムシ科 サルハムシ亜科)
Cleoporus variabilis  (Baly, 1874)
分布 国内: 本州、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では平戸島で記録されている。
県内: 一部の市街地を除き、汎く全域に棲息する。
国外: 朝鮮半島、シベリア、中国大陸、台湾、東南アジアに分布する。 標式産地は長崎、東シベリアとされる。
変異 形態: 地理的変異は知られていないが、多くの色彩変異がある。
季節:
性差: ほぼ同型。♀は一般的に♂よりやや大きい。
生態 環境: 樹上性。二次林・里山などの広葉樹を中心とする各種樹林とその林縁、田畑、公園、果樹園など。幼虫は地中性
発生: 年1回。5月中旬~6月に見られる。
越冬: 幼虫
行動: 昼行性。食樹の葉表で見つかることが多い。幼虫は地中で生活する。越冬後蛹室を作って蛹化する。羽化した成虫は直ちに野外に出る。
食 性 食植性/(幼虫)・(成虫)。バラ科サクラ類ウメ、ナシ、リンゴなど。
類似種: アオガネヒメサルハムシに似る。
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種だが個体数はそれほど多くない。
天敵 捕獲: 成虫はムシヒキアブ類、クチブトカメムシ類、カマキリ類のほか、徘徊性クモ類、造網性クモ類。幼虫はカマキリ類、クチブトカメムシ類、アシナガバチ類など。
寄生:


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