アカガネサルハムシ

赤鉄(銅)猿葉虫 (ハムシ科)


カラムシ葉上で静止する個体 林縁で静止する個体
2004/7/18 館山市大神宮(県立館山野鳥の森) 2002/6/1 千葉市緑区
アカガネサルハムシ 原名亜種 (ハムシ科 サルハムシ亜科)
Acrothinium gaschkevitchi gaschkevitci  (Motschulsky, 1860)
分布 国内: 北海道、本州、四国、九州。 平地~山地まで汎く分布する。島嶼では佐渡、伊豆諸島(八丈島)、対馬、屋久島、トカラ列島、奄美大島、沖永良部島、沖縄本島、宮古島。
県内: 一部の市街地を除き、汎く全域に棲息する。
国外: 中国大陸(東部)、東シベリア、台湾に分布する。 標式産地は「日本」とのみ記される。
変異 形態: 南西諸島のトカラ列島産(ssp. tokaraense Nakane, 1956)奄美大島・沖縄本島産(ssp. shirakii Nakane, 1956)、沖永良部島産(ssp. matsuii Nakane, 1956)は別亜種とされる。
季節:
性差: ほぼ同型。♀は一般的に♂よりやや大きい。
生態 環境: 樹上性。二次林・里山など各種樹林の林縁、果樹園など。幼虫は地中性
発生: 年1回。5月~7月に見られる。
越冬: 幼虫(非休眠)。
行動: 昼行性。飛翔は比較的速く、活動は活発。 人の気配にはやや敏感で、危険を感じるとすぐに飛立つ。
食 性 食植性/(幼虫)・(成虫)。ブドウ科ノブドウヤマブドウエビヅルのほか栽培種にもつく。
類似種:
保 護: 指定されていない。
その他: 美麗種。普通種だが、個体数はそれほど多くない。
天敵 捕獲: 成虫はムシヒキアブ類、クチブトカメムシ類、カマキリ類のほか、徘徊性クモ類、造網性クモ類。幼虫はカマキリ類、クチブトカメムシ類、アシナガバチ類など。
寄生:


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