ヤナギルリハムシ

柳瑠璃葉虫 (ハムシ科)


食樹の葉上で交尾する個体
2006/7/9 長柄町桜谷
ヤナギルリハムシ (ハムシ科 ハムシ亜科)
Morphosphaera japonica  (Hornstedt, 1788)
分布 国内: 北海道、本州、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では利尻、佐渡、対馬、奄美大島で記録されている。
県内: 市街地を除き、汎く全域に棲息する。
国外: 朝鮮半島、中国大陸、シベリア、台湾、インド北部、欧州~アフリカ北部に分布する。
変異 形態: 亜種区分は認められていないが、各地で顕著な個体変異がある。
季節:
性差: ほぼ同型。♀は一般的に♂よりやや大きい。
生態 環境: 樹上性。広葉樹を中心とする各種樹林とその林縁、湿地、河川周辺など。
発生: 年3回4回。4月~11月に見られる。
越冬: 成虫
行動: 昼行性。飛翔は比較的緩やかだが、活動は活発。越冬成虫は4月中旬~5月上旬に食樹の葉表に産卵する。幼虫には集合性があり、摂食の際には一列に並んで葉縁から食べる。蛹化は食樹の葉裏などで行われる。
食 性 食植性/ヤナギ科ネコヤナギカワヤナギシダレヤナギなど各種のヤナギ類。
類似種:
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種で個体数も多い。
天敵 捕獲: 成虫はムシヒキアブ類、クチブトカメムシ類、カマキリ類のほか、徘徊性クモ類、造網性クモ類。幼虫はカマキリ類、クチブトカメムシ類、アシナガバチ類など。
寄生:


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