ルリハムシ

瑠璃葉虫 (ハムシ科)


ヤマハンノキの葉上で静止する個体
2004/6/17 千葉市緑区
ルリハムシ 原名亜種 (ハムシ科 ハムシ亜科)
Linaeidea aenea aenea  (Linnaeus, 1758)
分布 国内: 北海道、本州、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼での記録はない。
県内: 市街地を除き汎く全域に棲息するが、食樹の関係からやや局地的。
国外: 中国大陸(東北部)、樺太、 千島列島、蒙古、東シベリア~欧州。原名亜種は国外産を含み、標式産地は欧州。
変異 形態: 本州西南部産(ssp. tsutsuii Nakane, 1955)、四国・九州産(ssp. insularis (Chujo, 1940))がそれぞれ別亜種とされる。
季節:
性差: ほぼ同型。♀は一般的に♂よりやや大きい。
生態 環境: 樹上性。里山、二次林、湿地林、斜面林など広葉樹を中心とする各種樹林とその林縁。
発生: 年1回。越冬成虫が4月下旬~5月下旬、新成虫が6月下旬~9月に見られる。
越冬: 成虫
行動: 昼行性。飛翔は緩やかだが、活動は比較的活発。越冬成虫は5月下旬頃から、食樹の葉表に卵塊で産卵する。幼虫は顕著な集合性を示し、横一列に並んで摂食することが多い。老熟幼虫は食樹の葉裏に懸垂して蛹化する。
食 性 食植性/カバノキ科ハンノキケヤマハンノキ(ヤマハンノキ)などハンノキ類。
類似種:
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種だが、分布はやや局地的。ただ産地での個体数は多い。
天敵 捕獲: 成虫はムシヒキアブ類、クチブトカメムシ類、カマキリ類のほか、徘徊性クモ類、造網性クモ類。幼虫はカマキリ類、クチブトカメムシ類、アシナガバチ類など。
寄生:


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