分布 |
国内: |
北海道、本州、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼での記録はない。 |
県内: |
一部の市街地を除き、汎く全域に棲息する。 |
国外: |
朝鮮半島、中国大陸(華中・華南)、台湾、ベトナムに分布する。 標式産地は北海道、本州、四国とされる。 |
変異 |
形態: |
若干の地理的変異が知られるが、亜種区分には至らない。個体変異も軽微。 |
季節: |
- |
性差: |
ほぼ同型。♀は一般的に♂よりやや大きい。特に♀の成熟個体は腹部が非常に大きくなるので区別しやすい。 |
生態 |
環境: |
樹上性。里山、二次林、湿地林、斜面林など広葉樹を中心とする各種樹林とその林縁。 |
発生: |
年1回。越冬成虫は4月下旬~6月、新成虫は6月下旬~8月に見られる。 |
越冬: |
成虫。 |
行動: |
昼行性。活動は比較的活発。卵は食草の葉裏に卵塊で産付され、成虫には卵を保護する習性があるものと考えられている。。幼虫成虫共に顕著な集合性があ り、刺激に対して一斉に腹端を持ち上げる習性がある。蛹化は土中で行われ、1週間ほどで羽化し、野外に出る。 |
食 性 |
食植性/葉。カバノキ科のハンノキ、ケヤマハンノキ(ヤマハンノキ)、クマシデなど。幼虫は葉脈を残して葉肉のみを食べる。 |
類似種: |
ヤツボシハムシに似るが、本種のほうが体は平たく、黒色斑紋の数が異なる。 |
保 護: |
指定されていない。 |
その他: |
普通種だが、個体数はそれほど多くない。 |
天敵 |
捕獲: |
成虫はムシヒキアブ類、クチブトカメムシ類、カマキリ類のほか、徘徊性クモ類、造網性クモ類。幼虫はカマキリ類、クチブトカメムシ類、アシナガバチ類など。 |
寄生: |
- |