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朽木の樹皮下で越冬する個体 | ||
2007/2/10 君津市笹原 |
ケブカクロコメツキ 原名亜種 (コメツキムシ科 コメツキ亜科 コメツキ族) |
Ampedus vestitus vestitus (Lewis, 1894) |
分布 | 国内: | 本州、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では伊豆諸島(三宅)、屋久島で記録されている。 |
県内: | 房総丘陵地域に棲息する。 | |
国外: | 現在のところ日本特産種。 | |
変異 | 形態: | 伊豆諸島産(ssp. watanabei Kishii, )、屋久島産(ssp. yakuinsulanus Kishii, )がそれぞれ別亜種とされる。本土での地理的変異、個体変異は知られていない。 |
季節: | - | |
性差: | ほぼ同型。♀は♂よりやや大きいが、個体差もあるため、野外での識別は難しい。 | |
生態 | 環境: | 樹上性。針葉樹を中心とする各種樹林とその林縁など。幼虫・蛹は潜材性。 |
発生: | 年1回。4月~8月に見られる。 | |
越冬: | 幼虫(非休眠)。 | |
行動: | 主に夜行性。飛翔は比較的緩やか。活動は活発で、行動は比較的敏捷である。幼虫は朽木の樹皮下などに潜むが、十分に成長すると樹皮と材の隙間に木屑で周囲を固めた楕円形の蛹室をつくり、その中の蛹化、羽化する。晩秋に羽化した新成虫はそのまま蛹室で越冬し、翌春に野外に出る。 | |
食性 | 幼虫: | 捕食性/生体。各種の朽木内で、その中にいる他の甲虫類の幼虫や蛹を捕らえる。 |
成虫: | 詳細不明。 | |
類似種: | 本属各種は互いによく似ている。 | |
保 護: | 指定されていない。 | |
その他: | 普通種で個体数も多い。 | |
天敵 | 捕獲: | 成虫はムシヒキアブ類、クチブトカメムシ類のほか、徘徊性クモ類、造網性クモ類。幼虫は大型コメツキムシ類の幼虫、ヒラタムシ類など。 |
寄生: | - |
コメツキムシ科 | 生態 | 幼生 | 飼育 | トップ |
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朽木の樹皮下で越冬する個体 | ||
2007/2/10 君津市笹 |
アカアシクロコメツキ 原名亜種 (コメツキムシ科 コメツキ亜科 コメツキ族) |
Ampedus japonicus japonicus Shifverberg, 1977 |
分布 | 国内: | 本州、四国、九州。平地~山地まで汎く分布するが、九州に多い。島嶼では佐渡、屋久島、トカラ列島(中之島)で記録されている。 |
県内: | 房総丘陵地域に棲息する。 | |
国外: | 現在のところ日本特産種。 | |
変異 | 形態: | 屋久島産は別亜種(ssp. kosugiensis Kishii, )とされる。個体変異は軽微。 |
季節: | - | |
性差: | ほぼ同型。♀は♂よりやや大きいが、個体差もあるため、野外での識別は難しい。 | |
生態 | 環境: | 樹上性。針葉樹を中心とする各種樹林とその林縁など。幼虫・蛹は潜材性。 |
発生: | 年1回。 | |
越冬: | 幼虫(非休眠)。 | |
行動: | 主に夜行性。飛翔は比較的緩やか。活動は活発で、行動は比較的敏捷である。幼虫は朽木の樹皮下などに潜むが、十分に成長すると樹皮と材の隙間に木屑で周囲を固めた楕円形の蛹室をつくり、その中の蛹化、羽化する。晩秋に羽化した新成虫はそのまま蛹室で越冬し、翌春に野外に出る。 | |
食性 | 幼虫: | 捕食性/生体。各種の朽木内で、その中にいる他の甲虫類の幼虫や蛹を捕らえる。 |
成虫: | 詳細不明。 | |
類似種: | 本属各種は互いによく似ている。 | |
保 護: | 指定されていない。 | |
その他: | 普通種で個体数も多い。 | |
天敵 | 捕獲: | 成虫はムシヒキアブ類、クチブトカメムシ類のほか、徘徊性クモ類、造網性クモ類。幼虫は大型コメツキムシ類の幼虫、ヒラタムシ類など。 |
寄生: | - |
コメツキムシ科 | 生態 | 幼生 | 飼育 | トップ |