クワナガタマムシ

桑長玉虫 (タマムシ科)


クワの葉上で静止する個体
2005/5/1 館山市大神宮(県立館山野鳥の森)
クワナガタマムシ (タマムシ科 ナガタマムシ亜科 ナガタマムシ族)
Agrilus komareki  Obenberger, 1925
分布 国内: 本州、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では対馬、屋久島、トカラ列島で記録されている。
県内: 市街地を除き、汎く全域に棲息する。
国外: 朝鮮半島、中国大陸、台湾に分布する。
変異 形態: 地理的変異、個体変異ともに知られていない。
季節:
性差: 同型。外見での区別は困難だが、♀は♂よりやや大きい。
生態 環境: 広葉樹を中心とする各種樹林とその林縁、畑地、公園など。
発生: 年1回。4月下旬~7月に見られる。
越冬: 幼虫(非休眠)。
行動: 昼行性。飛翔は敏速で、晴天時の日中に活発に飛翔する。人の気配には敏感で、なかなか近寄れない。
食性 幼虫: 食植性/クワ科ヤマグワニレ科ハルニレなど。
成虫: 食植性/クワ科ヤマグワニレ科ハルニレなど。
類似種: 本属各種は互いによく似ている。
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種で個体数も多い。
天敵 捕獲: 幼虫は捕食性コメツキムシ類の幼虫、ヒラタムシ類。成虫はムシヒキアブ類のほか、造網性クモ類など。
寄生:


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