マスダクロホシタマムシ

桝田黒星玉虫 (タマムシ科)


コナラにとまる個体
2002/6/10 木更津市伊豆島
マスダクロホシタマムシ (タマムシ科 タマムシ亜科 フタオタマムシ族)
Ovalisia vivata  (Lewis, 1892)
分布 国内: 本州、四国、九州。低山地~山地に汎く分布する。島嶼では屋久島。
県内: 市街地を除き、汎く全域に棲息する。
国外: 現在のところ日本特産種。国外では記録されていない。
変異 形態: 地理的変異は知られていないが、体色が橙色ないし赤色を帯びる個体が出現する。
季節:
性差: ほぼ同型。腹端の形状が異なる。
生態 環境: 二次林、植林地など食樹の生育する各種樹林とその林縁。
発生: 年1回。5月下旬~8月に見られる。
越冬: 幼虫(非休眠)。
行動: 昼行性。飛翔と歩行は敏速。晴天時の日中に活発に飛翔する。交尾産卵も日中に行われる。
食性 幼虫: 食植性/スギ科スギヒノキ科ヒノキ。衰弱木や倒木の材部。生木に近い材を好む。
成虫: 不明。
類似種: クロホシタマムシに似る。
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種だが、個体数はそれほど多くはない。
天敵 捕獲: 幼虫は捕食性コメツキムシ類の幼虫、ヒラタムシ類。成虫はムシヒキアブ類のほか、造網性クモ類など。
寄生:


メイン