分布 |
国内: |
本州、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では佐渡、伊豆諸島(八丈島)、小笠原、隠岐、対馬、屋久島、種子島、南西諸島。 |
県内: |
市街地を除き、ほぼ全域に棲息する。 |
国外: |
朝鮮、中国大陸に分布する。 |
変異 |
形態: |
奄美大島以南の南西諸島(ssp. oshinmana Nonfried, 1890)のほか、、トカラ宝島(ssp. takarajimana Y.Kurosawa, 1974)、久米島(ssp. kumejimana Y.Kurosawa, 1974)、八重山諸島(ssp. miwai Y.Kurosawa, 1974)が別亜種とされる。また、近畿地方、佐渡、四国、九州以南の南西諸島には近似の別種サツマウバタマムシ(C. yunnana satzumae Lewis)が分布する。このほか東京(高尾山)と鹿児島では、通常では欠けている小楯板が点状に表れる型(ab.scutellata Thery)が稀に出現し、県内では市原市域から記録されている。 |
季節: |
- |
性差: |
ほぼ同型。腹端の形状が♀は円弧状、♂は楔形にくぼむ。 |
生態 |
環境: |
針葉樹林、食樹の多く自生する樹林。二次林(里山)や海岸の防風林などに多い。 |
発生: |
年1回。6月~10月下旬頃まで見られる。卵~成虫まで2年~3年かかる。 |
越冬: |
成虫、幼虫。幼虫は非休眠。 |
行動: |
昼行性。飛翔はやや敏速だが、歩行は緩やか。♂♀共にあまり活発に活動することはなく、マツ類の樹幹でじっとしていることが多い。 |
食性 |
幼虫: |
食植性/朽木。マツ科マツ属のアカマツ、クロマツのほか、ゴヨウマツ類。衰弱木もしくは新鮮な倒木の材部。 |
成虫: |
不明。 |
類似種: |
- |
保 護: |
神奈川県:V。 |
その他: |
タマムシの♀ではない。 |
天敵 |
捕獲: |
幼虫は捕食性コメツキムシ類の幼虫やヒラタムシ類、成虫は造網性クモ類。 |
寄生: |
- |