シロスジコガネ

白条黄金虫 (コガネムシ科)


燈火に飛来した♂
2006/7/1 千葉市緑区
シロスジコガネ (コガネムシ科 コフキコガネ亜科 コフキコガネ族 コフキコガネ亜族)
Polyphylla (Granida) lalbolineata  (Motschulsky, 1861)
分布 国内: 北海道、本州、四国、九州。海岸~平地に分布する。島嶼での記録はない。
県内: 県南部の沿岸部が中心だが、やや局地的。
国外: 現在のところ日本特産種
変異 形態: 地理的変異・個体変異共には知られていないが、トカラ以南の南西諸島には近似の別種であるオキナワシロスジコガネ(P. schoenfeldti  Brenske, )を産する。
季節:
性差: ほぼ同型。♂触角は鰓状部が顕著に発達するが、♀では小さい。♀は一般的に♂よりやや大きい。
生態 環境: 地上性樹上性。砂浜海岸沿岸部の松林に棲息するが、かなり局地的。内陸部での記録もあるが、ほとんどは偶産例で、掲示した写真の個体もその可能性が高い。幼虫、蛹は地中性
発生: 年1回。7月~8月に見られる。
越冬: 幼虫。土中で休眠せずにそのまま越冬する。
行動: 夜行性。飛翔は比較的敏速で活動は活発。日没直後から活動を開始し、♂は活発に飛翔し、♀を探す。燈火に飛来することも多い。
食 性 食植性/マツ科マツ類。地中で髭根を食べる。成虫の食餌は不明。
類似種:
保 護: 千葉県:、千葉市:、神奈川県:
その他: 分布は局地的で個体数も少ない。千葉市RDBではX(絶滅・消息不明)とされている。
天敵 捕獲: 成虫はムシヒキアブ類、クチブトカメムシ類のほか、徘徊性クモ類、造網性クモ類。
寄生:


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