ヒラタハナムグリ

扁花潜虫 (コガネムシ科)


ハルジオンに来た♂
2002/4/25 袖ケ浦市下根岸
ヒラタハナムグリ 原名亜種 (コガネムシ科 ヒラタハナムグリ亜科)
Nipponovalgus angusticollis angusticollis  (Waterhouse, 1875)
分布 国内: 北海道、本州、四国、九州。平地~低山地に汎く分布する。島嶼では佐渡、対馬、壱岐、屋久島、トカラ列島。
県内: 一部の市街地を除き、汎く全域に棲息する。
国外: 朝鮮半島に分布する。原名亜種は日本産。
変異 形態: トカラ列島産は別亜種(ssp. maedai Nakane, )とされる。
季節:
性差: ほぼ同型。♀は♂よりやや体が短く幅広で、各脚は太く短い。
生態 環境: 草上性。草原、各種樹林とその林縁など。幼虫は地中性
発生: 年1回。4月~8月まで見られる。卵から成虫まで1年~2年程。
越冬: 幼虫(非休眠)。
行動: 昼行性。草原や林縁を活発に飛翔するが、あまり群集することはない。♂は各種の花で吸蜜するが、♀はほとんどの場合朽木内から出ることはない。夜間は地上の落ち葉の下などに潜み、活動しないので、燈火に飛来することはない。
食性 幼虫: 食植性/腐植土と考えられるが詳細不明。
成虫: 食植性/花粉。ハルジオン、ヒメジョオンなど草原性の草本のほか、ニワトコ、ウツギ、イボタノキなど林縁の低木の花にもよく集まる。
類似種:
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種。個体数も多い。
天敵 捕獲: ムシヒキアブ類のほか、造網性クモ類など。幼虫はオサムシ類、ハサミムシ類など。
寄生:


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