クロハナムグリ

黒花潜虫 (コガネムシ科)


ウツギに来た個体
2002/5/14 袖ケ浦市吉野田
クロハナムグリ (コガネムシ科 ハナムグリ亜科 ハナムグリ族 ハナムグリ亜族)
Glycyphana (Glycyphana) fulvistemma  Motschulsky, 1860
分布 国内: 北海道、本州、四国、九州。平地~低山地に汎く分布する。島嶼では佐渡、隠岐、対馬、壱岐、五島列島、屋久島、石垣島、西表島。
県内: 一部の市街地を除き、汎く全域に棲息する。
国外: 朝鮮半島、中国大陸、モンゴル、シベリア、台湾、蘭嶼島、インドシナ(北部)に分布する。
変異 形態: 地理的変異、個体変異共に知られていない。
季節:
性差: ほぼ同型。♂は触角の鰓状部が長い。♀は一般に♂より大型。
生態 環境: j草上性。草原、各種樹林の林縁など。コアオハナムグリよりやや暗い環境を好む。幼虫は地中性
発生: 年1回。4月~9月まで見られる。卵から成虫まで1年~2年程。
越冬: 幼虫(非休眠)。
行動: 完全な昼行性。草原や林縁を活発に飛翔するが、コアオハナムグリとは異なり、あまり群集することはない。求愛や交尾の花上で行う。夜間は地上の落ち葉の下などに潜み、活動しないので、燈火に飛来することはない。
食性 幼虫: 食植性/腐植土
成虫: 食植性/花粉。一般に草本の花を好むが、ガマズミやウツギなど、広葉樹の低木の花にもよく集まる。
類似種:
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種。コアオハナムグリよりは少ないが、個体数は比較的多い。
天敵 捕獲: ムシヒキアブ類のほか、造網性クモ類など。幼虫はオサムシ類、ハサミムシ類など。
寄生:


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