マグソコガネ

馬糞黄金虫 (コガネムシ科)


地表で静止する個体
2002/4/29 千葉市緑区
マグソコガネ (コガネムシ科 マグソコガネ亜科)
Aphodius (Phaeaphodius) rectus  (Motsculsky, 1866)
分布 国内: 北海道、本州、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では佐渡、伊豆諸島、隠岐、対馬、五島列島で記録されている。
県内: 市街地を除き、汎く全域に棲息する。
国外: 朝鮮半島、中国大陸、東シベリア~蒙古、千島列島に分布する。
変異 形態: 地理的変異は知られていない。斑紋に顕著な個体変異がある。
季節:
性差: ほぼ同型。外見での区別は困難。前脚脛節端の棘の形状が若干異なる程度。
生態 環境: 地上性。草原、河川敷、放牧地など、開けた環境を好む。幼虫は地中性
発生: 年1回。ほぼ通年見られるが、冬季に個体数を増す。
越冬: 成虫
行動: 夜行性。夏季には燈火に飛来することも多い。飛翔は比較的敏速で、通常は地上付近を低く飛ぶ。
食性 幼虫: 食糞性。ウシ、ウマ、シカ、ヤギ、ヒツジなどのほか、ヒト、サル、キツネ、タヌキ、イヌ、ネコなど多くの哺乳類の排泄物が主。
成虫: 雑食性。各種哺乳類の排泄物のほか、堆肥などの腐敗植物質などにも集まる。
類似種: 本類各種は互いによく似ている。
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種で個体数も多い。
天敵 捕獲:
寄生:


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