カドマルエンマコガネ

角丸閻魔黄金虫 (コガネムシ科)


地上を歩行する♂
2007/5/3 安房郡天津小湊町内浦(内浦山県民の森)
カドマルエンマコガネ (コガネムシ科 タマオシコガネ亜科 コエンマコガネ族)
Onthophagus (Strandius) lenzii  Harold, 1874
分布 国内: 北海道、本州、四国、九州。平地~山地に分布する。島嶼では伊豆諸島、対馬、屋久島、トカラ列島、奄美群島で記録されている。
県内: 市街地を除き、汎く全域に棲息する。
国外: 朝鮮半島、中国大陸に分布する。
変異 形態: 地理的変異や個体変異は知られていない。
季節:
性差: 異型。♂前胸背には顕著な瘤状突起があるが、♀はこれを欠く。♀は一般的に♂よりやや大きい。
生態 環境: 地上性・地中性。放牧地や草原などの開けた環境を好む。幼虫・蛹は地中性
発生: 年1回。4月~10月に見られる。
越冬: 成虫と考えられる。
行動: 主に夜行性。燈火に飛来することも多い。飛翔は比較的緩やかだが、活動は活発で敏捷。糞処理能力が高いという。
食性 幼虫: 食糞性。やや広食性の傾向を示す。ウシシカ、ウマ、ヤギ、ヒツジ、イヌタヌキヒトなど草食もしくは雑食性の各種哺乳類の排泄物が主。
成虫: 雑食性広食性の傾向を示す。ウシシカ、ウマ、ヤギ、ヒツジ、イヌタヌキヒトなど草食もしくは雑食性の各種哺乳類の排泄物のほか、腐敗動物質、各種広葉樹の樹液等にも集まる。
類似種:
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種で個体数も多い。
天敵 捕獲: 成虫はムシヒキアブ類、クチブトカメムシ類のほか、徘徊性クモ類、造網性クモ類。
寄生:


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