ムネアカセンチコガネ

胸赤雪隠黄金虫 (ムネアカセンチコガネ科)


燈火に飛来した♂
2006/10/26 成田市十余三
ムネアカセンチコガネ (ムネアカセンチコガネ科)
Bolbocerosoma (Bolbocerosoma) nigroplagiatum  (Waterhouse, 1875)
分布 国内: 北海道、本州、四国、九州。平地~低山地に分布する。島嶼では伊豆諸島、小笠原、壱岐、屋久島で記録されている。
県内: 一部の市街地を除き、汎く全域に棲息する。
国外: 朝鮮半島に分布する。
変異 形態: 八重山諸島産は若干の変異があるが、本土周辺での地理的変異や個体変異は知られていない。
季節:
性差: 異型。♂前頭部に小さな角と前胸背両側縁には顕著な瘤状突起があるが、♀はこれを欠く。
生態 環境: 地上性・地中性。低茎草原、シバ草原、ゴルフ場や放牧地、公園などの開けた環境を好む。幼虫・蛹は地中性
発生: 年1回。5月~11月に見られる。
越冬: 成虫と考えられる。
行動: 主に夜行性。暖かく風のない日没直後に、地表付近を活発に飛ぶ。燈火によく飛来し、通常は昆虫があまり集まらないナトリウムランプ(橙色燈)にも集まる。日中は地面に穴を掘ってその中に潜む。
食 性 食糞性。やや広食性の傾向を示す。ウシシカ、ウマ、ヤギ、ヒツジなどのほか、イヌタヌキキツネヒト、クマなど草食もしくは雑食性の各種哺乳類の排泄物が主で、やや古いものを好む。
類似種:
保 護: 神奈川県:
その他: 普通種だが、個体数はそれほど多くない。
天敵 捕獲: 成虫はムシヒキアブ類、クチブトカメムシ類のほか、徘徊性クモ類、造網性クモ類。
寄生:


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