分布 |
国内: |
北海道、本州、四国、九州。平地~低山地に分布する。島嶼では伊豆諸島、小笠原、壱岐、屋久島で記録されている。 |
県内: |
一部の市街地を除き、汎く全域に棲息する。 |
国外: |
朝鮮半島に分布する。 |
変異 |
形態: |
八重山諸島産は若干の変異があるが、本土周辺での地理的変異や個体変異は知られていない。 |
季節: |
- |
性差: |
異型。♂前頭部に小さな角と前胸背両側縁には顕著な瘤状突起があるが、♀はこれを欠く。 |
生態 |
環境: |
地上性・地中性。低茎草原、シバ草原、ゴルフ場や放牧地、公園などの開けた環境を好む。幼虫・蛹は地中性。 |
発生: |
年1回。5月~11月に見られる。 |
越冬: |
成虫と考えられる。 |
行動: |
主に夜行性。暖かく風のない日没直後に、地表付近を活発に飛ぶ。燈火によく飛来し、通常は昆虫があまり集まらないナトリウムランプ(橙色燈)にも集まる。日中は地面に穴を掘ってその中に潜む。 |
食 性 |
食糞性。やや広食性の傾向を示す。ウシ、シカ、ウマ、ヤギ、ヒツジなどのほか、イヌ、タヌキ、キツネ、ヒト、クマなど草食もしくは雑食性の各種哺乳類の排泄物が主で、やや古いものを好む。 |
類似種: |
- |
保 護: |
神奈川県:V。 |
その他: |
普通種だが、個体数はそれほど多くない。 |
天敵 |
捕獲: |
成虫はムシヒキアブ類、クチブトカメムシ類のほか、徘徊性クモ類、造網性クモ類。 |
寄生: |
- |