オオセンチコガネ

大雪隠黄金虫 (コガネムシ科)


地上を歩行する♀
2007/5/3 安房郡天津小湊町内浦(内浦山県民の森)
オオセンチコガネ 原名亜種 (センチコガネ科)
Phelotrupes (Chromogeotrupes) auratus auratus  Motschulsky, 1857
分布 国内: 北海道,本州,四国,九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では対馬,屋久島で記録されている。
県内: 市街地を除く北総台地~房総丘陵に棲息するが,北部では極めて稀。
国外: 朝鮮半島,東シベリアに分布する。本亜種は日本固有?
変異 形態: 屋久島産は別亜種(ssp. yaku (Tsukamoto, 1958))とされる。本土地域での亜種区分は認められていないが,色彩に顕著な地理的変異が知られている。個体変異も比較的大きい。
季節:
性差: ほぼ同型。前脚外歯の形状と頭盾の光沢が異なる。
生態 環境: 地上性。各種樹林の林縁,草原など,比較的開けた環境を好む。
発生: 年1回。4月~11月に見られるが,特に8月~9月に多い。
越冬: 成虫?
行動: 昼行性。活動は比較的活発で,日中に低い位置を飛翔することが多い。
食 性 糞食性。草食性あるいは雑食性哺乳類の比較的新鮮な糞。県内では特にニホンジカにつく場合が多いが,他にもウシ,ウマ,サル,キツネ,イヌ,ヒトなども利用するという。
類似種: センチコガネに似るが,本種のほうがはるかに大きく色彩も鮮やか。
保 護: 千葉県:,千葉市:
その他: 産地はやや局地的で,個体数はそれほど多くない。県内では南部で比較的個体数が多い。
天敵 捕獲:
寄生:


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