センチコガネ

雪隠黄金虫 (センチコガネ科)


地表で静止する♂ 地表で静止する♀
2001/10/30 山武郡芝山町小池 2002/5/21 袖ヶ浦市吉野田
センチコガネ (センチコガネ科 )
Phelotrupes (Eogeotrupes) laevistriatus  (Motschulsky, 1857)
分布 国内: 北海道、本州、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では佐渡、伊豆諸島、小笠原、対馬、壱岐、屋久島で記録されている。
県内: 市街地を除き、汎く全域に棲息する。
国外: 朝鮮半島、済州島、中国大陸、東シベリア、樺太に分布する。
変異 形態: 色彩に顕著な地理的変異が知られるが、亜種区分には至っていない。
季節:
性差: ほぼ同型。色調などには差はないが、♂は♀より頭楯の金属光沢が強く、♂前脚の脛節中央部には下方にのびる1歯があるが、♀はこれを欠く。
生態 環境: 地上性。各種樹林とその林縁、草原、公園など。幼虫は地中性
発生: 年1回
越冬: 成虫
行動: 主に昼行性。活動は比較的活発。飛翔は緩やかで、地上付近を低く飛ぶ。
食性 幼虫: 食糞性。やや広食性の傾向を示す。ウシ、シカ、ヒツジ、キツネ、タヌキ、イヌ、イノシシ、ヒトなど多くの草食性もしくは雑食性哺乳類の排泄物。
成虫: 雑食性。各種哺乳類の排泄物のほか、腐敗動植物質、各種広葉樹の樹液などにも集まる。
類似種: オオセンチコガネに似るが、本種のほうが金属光沢がやや鈍く、前脚脛節端の棘の形状が異なる。
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種で個体数も多い。
天敵 捕獲:
寄生:


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