トウキョウヒメハンミョウ

東京姫斑猫 (ハンミョウ科)


交尾
2002/6/30 千葉市緑区
トウキョウヒメハンミョウ 日本本土亜種  (ハンミョウ科 ハンミョウ亜科)
Cicindela (Cylindera) kaleea yedoensis  Kano, 1933
分布 国内: 本州、九州。平地~低山地に分布する。島嶼では南西諸島に分布する。
県内: はほぼ全域に棲息するが、やや局地的。
国外: 原名亜種が台湾、中国大陸(華中~華南)、インドシナ半島に分布する。本亜種は日本固有。
変異 形態: 南西諸島産は別亜種(リュウキュウヒメハンミョウ:ssp. humerula W.Horn, 1905)とされる。個体変異は知られていない。
季節:
性差: ほぼ同型。♀は♂よりやや大きい。
生態 環境: 地上性。河川敷、住宅地周辺の荒蕪地、都市公園など。人家の庭に入ることも多い。日当たりのよい砂地露頭や砂礫地に多い。幼虫は半地下性
発生: 年1回。5月~8月に見られる。
越冬: 成虫
行動: 昼行性。飛翔は比較的敏速で、活動は活発。人の気配には敏感で、なかなか近寄れない。♂は♀を見かけると、♀の胸部を大顎ではさんで押さえつけ、そのままの姿勢で交尾する。
食性 幼虫: 捕食性。地上性の小昆虫や小動物を食べる。
成虫: 捕食性。地上性あるいは飛翔性の小昆虫や小動物を食べる。体外消化を行うため、ミミズやイモムシなど体液の多い獲物を好む傾向がある。
類似種: ハンミョウを除くハンミョウ類は互いによく似ているが前翅の斑紋で区別できる。
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種。近年分布を広げつつある。和名は都区内に多いことに由来する。
天敵 捕獲:
寄生:


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