ホソヒョウタンゴミムシ

細瓢箪芥虫 (オサムシ科)


畑地を歩行する個体
2005/4/10 千葉市緑区
ホソヒョウタンゴミムシ (オサムシ科 ヒョウタンゴミムシ亜科)
Scarites acutidens  Chaudoir, 1855
分布 国内: 本州、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では南西諸島に汎く記録がある。
県内: 一部の市街地を除き、汎く全域に棲息する。
国外: 台湾、中国大陸に分布する。
変異 形態: 地理的変異・個体変異共に知られていない。
季節:
性差: ほぼ同型。外見での区別は困難。
生態 環境: 地中性。各種樹林の林床、畑地、公園などの土中に坑道を掘り、その中で生活する。
発生: 年1回。4月~10月に見られる。
越冬: 成虫
行動: 夜行性。日中は地中の巣穴で暮らし、夜間に地上に出て餌を探す。活動は比較的活発で、歩行は敏捷。
食 性 捕食性/生体。ダンゴムシ類、ワラジムシ類、小型のヤスデ類、ミミズなどのほか、地上性の小昆虫など。
類似種: 本属各種は互いによく似ている。
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種で個体数も多いが、目に付くことは少ない。
天敵 捕獲:
寄生:


ナガヒョウタンゴミムシ

長瓢箪芥虫 (オサムシ科)


林床を歩行する個体
2007/5/30 安房郡天津小湊町内浦
ナガヒョウタンゴミムシ 極東亜種 (オサムシ科 ヒョウタンゴミムシ亜科)
Scarites terricola pacificus  Bates, 1873
分布 国内: 本州,四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では南西諸島で記録されている。
県内: 市街地を除く北総台地,利根川低地,内湾低地および房総丘陵地域に棲息する。
国外: 欧州~極東地域に分布する。原名亜種は欧州(地中海沿岸地域)産。本亜種は台湾、中国大陸産を含む。
変異 形態: 国内での地理的変異、個体変異は知られていない。
季節:
性差: 同型。外見での区別は困難。
生態 環境: 地表性。各種樹林とその林縁、社寺境内、公園など。
発生: 年1回。4月~10月に見られる。
越冬: 成虫。やや湿った朽木内などで単独越冬する。
行動: 夜行性。日中は地中の巣穴で暮らし、夜間に地上に出て餌を探す。活動は比較的活発で、歩行は敏捷。
食 性 捕食性/生体。ダンゴムシ類、ワラジムシ類、小型のヤスデ類、ミミズなどのほか、地上性の小昆虫など。
類似種:
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種だが、個体数はそれほど多くない。
天敵 捕獲:
寄生:


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